(株)弘輝テックでは、卓上型はんだ付け装置『ULTIMA-TRZ』を展示(写真15)。
ドロス削減と低ランニングコストを実現する省エネ設計の製品で、省スペースなのでレイアウトフリー。Mサイズ基板、セル生産に対応し、操作も容易に行える。 同社は、インラインセレクティブはんだ付けシリーズのモジュール型インラインタイプ『SELBOⅡ』も紹介。量産・自動化に対応し、混流生産が可能。多彩なノズル選択によってタクトの短縮を実現する。ドット式エアロジェットスプレー仕様の『SELBO Ⅱ-SJ』スプレーモジュールや、霧化圧式二流体スプレーである『SELBO Ⅱ-S』スプレーモジュール、カーボンランプ式予熱ヒータの『SELBO Ⅱ-H』予熱モジュール、丸ノズル&角型ノズル噴流式はんだ槽16kgの『SELBO Ⅱ-D』などが揃う。
マランツエレクトロニクス(株)の2番目のブースでは、下面3D検査装置『X02WB-350』を展示(写真16)。
ディップ検査に特化した、自立型オフラインの下面フル3D検査装置で、①フィレット体積を計測し、はんだ過多・過少の検出、②PIN測長によるPIN高さ不良(つの・部品浮き)の検出、③高さ計測による部品有無と異物検査、④検査結果のトレーサビリティ対応、などを行うことができる。
日本プラズマトリート(株)では、基材の表面を改質する大気圧プラズマ装置『Openair-Plasm システム』に関する展示を行っていた(写真17)。
『Openair-Plasm』は、特殊な純粋ガスを必要とせず、コンプレッサエアのみを使い、高密度のプラズマを発生することが可能。このプラズマを対象表面に照射することで、ケミカルを一切使うことなく、乾式プロセスで表面のコンタミをミクロなレベルで分解し、清浄な表面に仕上げることができる。ブースでは、防湿コーティングやワイヤボンディングの密着性向上、ドライプロセスによる酸化還元処理などの効果が紹介され、注目を集めていた。
アルファーデザイン(株)の2番目のブースでは防湿剤塗布装置『ACM-300L』を紹介(写真18)。
ダブルノズルで塗り残しがない製品で、フィルムコートノズルで広範囲の、ニードルノズルで細部の塗布が可能。高さ認識を取り入れた自動プログラム『α PRO 3D』対応機種で、3D機能による高さ測定で製品破損のない、塗布プログラムの作成が簡単に行える。
併せて、エントリーモデル・基板防湿材塗布装置『DCF-605PU』も展示。多品種少量生産対応、塗布作業の効率化、現場の環境改善、納期の短縮化を実現するデジタルコーティングマシンとなっている。
マランツエレクトロニクス(株)とKnK(株)の共同出展ブースでは、検査と自動搬送で省人化を実現するシステムを紹介していた(写真19)。
マランツエレクトロニクス(株)製のUVコーティング剤自動検査装置は、自動ティーチング機能を搭載する装置。ブースではバッジ運用例として、両面同時検査を行う同シリーズの製品『D22XUV-350L』に、KnK(株)製のマガジンローダ、NGバッファ、アンローダを連結。これをスタンダードモデルとし、その他、検査装置にターンバック式ローダを組み合わせた省スペースモデル、検査装置にマガジンローダとシャトルコンベア付きアンローダを組み合わせたNG/OK振り分けモデルも提案していた。
(株)日立技研は、目視検査支援機『Neoview』シリーズを紹介していた(写真20)。
2つのカメラが確認個所を自動追跡する製品で、自動外観検査機での不良個所に即座に移動。見逃しの心配がない。また、自動外観検査機では検査しにくい個所でも鮮明な画像で観察できる。外観・目視検査結果と修正個所は一元管理され、判定内容を画像付きで保存可能で、トレーサビリティも保証。一目でわかる不良画像をフィードバックし、上流工程の品質改善に貢献する。同シリーズの『NVS500DM』は500万画素、『NVS400LM2』はインラインタイプとなっている。
アントム(株)では、乾燥・硬化・リフロー前の予備加熱に最適な1ゾーン加熱炉である超小型搬送式予備加熱炉『HAS-1016』を紹介していた(写真21)。
あらゆる加熱用途に対応できるので、実験・研究用途にも最適な製品。恒温槽から入れ替えることで自動化、省人化、安定性を実現し、独自の加熱方式(遠赤外線+熱風の加熱方式)の採用によって電力の大幅な削減を実現している。ピッチ送り搬送で長時間停止加熱に対応(一定時間の搬送と停止を繰り返し可能)。基板有効幅は160mm、基板有効高さは上面15mm。装置サイズは
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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