2022年10月26日（水）〜28日（金）の3日間、ポートメッセなごやにおいて、エレクトロニクス開発、製造、検査に関する専門展「第5回［名古屋］ネプコン ジャパンエレクトロニクス開発・実装展」が、RX Japan（株）の主催によって開催された。

同展示会は、「第5回［名古屋］スマート工場 EXPO」「第5回［名古屋］ロボデックス」「第1回［名古屋］グリーンファクトリーEXPO」からなる「［名古屋］Factory Innovation Week 2022」と「第2回［名古屋］スマート物流EXPO」、「[名古屋]オートモーティブ ワールド2022 クルマの先端技術展」と併催され、会期中の来場者は合わせて31,832 名に上った。

 

 

（株）写真化学では、強力撹拌、強力脱泡、公転自転セパレートコントロールを実現する公自転式撹拌脱泡装置『カクハンター SK-400TR』を紹介していた。

本製品は、幅広いラインアップが揃う『カクハンター』シリーズ中、次世代高機能材料の撹拌脱泡に最適なハイエンドモデル。

自転回転数を大幅に増加させることにより強力な撹拌力を実現し、凝集性の高いCNT等の繊維状材料についても、超音波バス方式との比較において繊維形状への損傷や切断を防止しながらナノ繊維へ解繊・分散させることができる。

 

『カクハンターSK-400TR』

 

 

（株）ペントロンでは、3D AOI 基板外観検査装置『EAGLE 3D 8800 COMPACT』を展示していた。

8way プロジェクションを使用し、部品の密集度が高いボードや高背部品などで現れる影の影響を受けない検査が行える製品で、シンプルなヘッド構成で広いスペースと簡便なメンテナンス、シンプルな組み立て／セッティングを実現。

追加されたプロジェクタにより、安定的で正確な3D描画を行う（8Way[オプション16Way] ／ 12Way[オプション 16Way]）。

高密度の部品と狭い空間の部品の3D形成をリアルイメージに近い形で実施する。

 

『EAGLE 3D 8800 COMPACT』

 

 

（株）サクラクレパスでは、プラズマ処理効果評価ツール『プラズマインジケータ PLAZMARK』を紹介。

これは、プラズマ中の活性種（ラジカルイオン）により変色する機能性色材を用いた評価ツール。

プラズマ強度に応じて連続的に変色するので、プラズマの処理効果を細かく評価できる。

このうち、『O2クリーニング用／Arクリーニング用』は、各種クリーニングプロセス、表面改質をはじめ、様々な目的に応じて使用可能なスタンダードタイプの製品で、ボンディング前のクリーニングや精密部品の洗浄などの用途に適している。

 

『プラズマインジケータPLAZMARK』に関する展示

 

 

マール・ジャパン（株）では、大型のものなど移動が難しいワークも測定可能なポータブル型光学式3D 表面粗さ／輪郭形状測定機『MarSurf CM mobile』を紹介。

5kgと軽量なので持ち運びが容易で、簡単に設置、測定できる同製品は、製造現場での使用を想定した、耐久性、信頼性に優れたデザインを採用。

粗さ、輪郭、形状、体積、平面度などを、カットサンプル不要で手軽に測定でき、ナノ単位3Dデータの取得は最短で7秒。

測定対象物への直置きすることが可能で、フル解像度でも高速に測定できる。

 

『MarSurf CM mobile』

 

 

同展示会の次回開催は、2023年10月25日（水）〜27日（金）の3日間、ポートメッセなごやにて開催される予定。