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テクニカルレポート
2023.04.03
特別展示会レポート:第4回 実装組立プロセス技術展2022
メカトロニクス 編集部

2022年11月17日(木)、11月18日(金)の2日間、京都府京都市の京都市勧業館みやこめっせ第2展示場において、トータルで8回目、2022年では4回目となる「実装組立プロセス技術展2022」が開催された。

 

実装工程の中の後工程における専門設備メーカーが集結し、その自動化に貢献する製品を展示・紹介する展示会で、参加企業は、(株)アイビット、アポロ精工(株)、アルファーデザイン(株)、アントム(株)、(有)イトウプリント、化研テック(株)、KnK(株)、(株)弘輝テック、(株)サヤカ、(株)東京測器研究所、日本プラズマトリート(株)、日置電機(株)、(株)日立技研、マランツエレクトロニクス(株)、(株)マルコム、メイショウ(株)、ユニテンプジャパン(株)、(株)レクザム、TM人事労務コンサルティング(株)、さらに今回の開催では「EMS企業ブース」として5社、多摩パーツ(株)、(株)PALTEK、(株)プリバテック、マランツエレクトロニクス(株)、(株)レクザムが出展。併せて、実装技研の河合一男氏による無料セミナー『はんだ付け不良対策と生産効率改善』も開催され、今回は、同展の来場者数が過去最高になったという。

以下に、会場での出展順に各ブースのおもな展示内容をご紹介する。

 

 (株)マルコムでは、リフロー炉の状態を様々な要素で管理╱解析し、リフロー工程を見える化する、モジュラタイプのリフローチェッカ『RCXシリーズ』の製品ラインアップを紹介していた(写真1)。

振動センサユニット『RCX-V』は、リフロー加熱中のコンベアなどによる振動を、基板の上に載せた2つの振動センサで測定する装置。実装ラインにおけるコンベア搬送中の振動状況を測定できるので、振動によるはんだ付け不良の解析(リフロー加熱時)、コンベア状態の確認、装置間接続の確認、風速設定による振動の変化の確認が行える。

写真1 リフローチェッカ『RCXシリーズ』に関する展示

 

 (株)アイビットでは、同社独自の「X線ステレオ方式」を採用した3次元X線検査装置『FX-400tRX』を紹介していた(写真2)。

密閉型X線装置でありながら高解像度2μmを達成した同製品は、BGAの裏面情報をキャンセルしながら、実装基板の上面から下面までを300層のスライス断面画像として取得可能。X線出力110kV、200μAで銅板(3mm)なども透過する。3種のCT方式(V-CT、ななめCT、ステレオCT)を選択でき、チップカウンタ機能も標準搭載。

写真2 3D-X線ステレオ方式X線検査装置『FX-400tRX』

 

 日置電機(株)のブースでは充実したアシスト機能によってマニュアルレスな操作を実現するフライングプローブテスタ『FA1240』を展示(写真3)。

ワークフローに沿って進めるだけの簡単操作で品質の向上と工数の削減に貢献する製品で、ガーバ編集ソフト『UA1780』との併用によって検査データを短時間に作成。ライン停止期間も大幅に短縮する。大型基板対応・4端子検査ハイスピードモデルと、Mラック基板対応、コンパクト設計のライン向けモデルが用意されている。

写真3 フライングプローブテスタ『FA1240』に関する展示

 

 ユニテンプジャパン(株)では、大気、窒素、真空、ギ酸、水素などの各リフローに1台で対応する、ギ酸ガス╱水素ガス還元両対応のタッチパネル搭載多機能はんだリフロー装置『RSS-450-300』を展示(写真4)。

ホットプレート下部に、縦12本、横12本のIR光ヒータを交差するように装備することで、加熱する対象物の熱容量に左右されづらい安定的な加熱を実現する製品で、搬送ロボットなどの自動運搬装置やローダ、アンローダとの連携が可能。研究開発用途の他、少量多品種生産の自動化や複数台組み合わせての量産にも対応する。

写真4『RSS-450-300』

 

 メイショウ(株)のブースでは、超大型多層基板対応のリワーク装置『MS9000XL』を展示していた(写真5)。

5Gインフラ系基板など次世代サーバや基地局向けの大型基板に対応する装置で、高度な自動認識システム「自動パターンマッチング機能」を搭載。検査機から部品データを読み込んで自動検出し、作業を開始する機構を有し、リワーク作業者が対象部品を探す手間を省き、大幅な省力化に貢献する。また同社では、BGA部品の供給不足に対応する生産能力増強が続く市場を受け、同社が開発中の「自動リボール装置」、および、はんだメーカーからの高品質な「リボール専用ボールはんだ」の供給を活かした、高品質なリボール請負業を開始する予定であるという。

写真5『MS9000XL』

 

 (有)イトウプリントでは、同社が製造販売する実装治具、メタルマスクを紹介(写真6)。

スピード感のある対応が可能な同社の実装治具は、近年、SMT後の工程の複雑さと技術継承の難しさから需要が高まっているという。DIPパレットや、ちょっとした省力化治具が実装工程をサポートする。また同社のメタルマスクは、独自開発の中空フレームによって、薄くても従来通りのテンションが得られるという特徴を有し、従来の1/3のスペースで保管可能。表面処理も、スーパーファイン処理や撥水コーティングなど、現場に合った提案を行っている。

写真6(有)イトウプリントの実装治具

 

 化研テック(株)では、高機能・低VOCフラックス洗浄剤『マイクロクリンECO-8100』とリンス剤『マークレスECO-R81』を用いるフラックス洗浄システム『マイクロクリーナー』を展示(写真7)。

新発想の洗浄メカニズムにより、高密度実装基板における5Oμm以下の狭ギャップ内のフラックスも洗浄可能。従来のフラックス洗浄剤では除去が難しかった微小はんだボール、皮脂、微粒子などのパーティクルの除去性も優れている。また、リンス剤『マークレスECO-R81』は装置内で連続蒸留再生されるので液交換はほぼ不要である。

写真7『マイクロクリーナー』に関する展示

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地