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テクニカルレポート
2014.10.31
製造現場を効率化させる プログラマブルコントローラ 『FP7』
パナソニック デバイスSUNX(株)

7.⑦スペース、コストを『省』

 本製品はスタッキング構造でユニット間を接続し、制御盤内に24VDCがあれば、直入できる電源ポートをもつため、マザーボード、AC電源ユニットが必要なく、従来機種よりも設置面積を大幅に削減可能とした(写真10)。また、シリアル通信カセットを拡張装着できるため、シリアルポート2chを追加して使用することが可能である。シリアルポートは、RS232C、RS422/RS485の1chタイプ、2chタイプ、混合タイプを選択でき、通信ユニットがなくてもシリアル通信の拡張が可能である(写真11)。

写真10

写真11

プログラミングツール『FPWIN GR7』

  プログラミングツールは、プログラミング時間を『省』するために、徹底的に使いやすさにこだわっている。命令入力時に命令の使い方を表示し、入力をサポートする(写真12)。

写真12

  稼動には関係がないが、プログラムのデバッグやテスト運転のために必要なプログラムがある。従来は必要なときにプログラムを書き加えるか、常時OFF接点で稼動を止めるなどの変更が必要であった。今回、プログラム行ごとに無効/有効を選択可能とした。これにより、プログラムの行単位で必要時に有効にすることができるため、テスト運転を容易にすることができる。さらに、プログラムブロック単位でも無効/有効を選択できるため、ブロック単位での動作確認や、あるプログラムブロックが他のブロックの動作に与える影響などを簡単に調べることが可能となった(写真13)。

写真13

最後に

  プログラマブルコントローラは、製造装置の制御を担うコントローラであるが、使用される環境が大きく変わって来ている。本製品は7つの『省』で①設計、②稼動/メンテナンス、③トータルコスト、の全ステージにおいて効率化を実現するあたらしいコントローラである。本製品でプログラム開発やメンテナンスの効率化を図り、競争力のある商品の製造に貢献することが私たちの目標である。

 

 

 

会社名
パナソニック デバイスSUNX(株)
所在地