化研テック(株)では、洗浄に関する各種製品を紹介していた(写真13)。
ディップパレット洗浄システム『パレットクリーナー PCLT』は、パレットを一度に最大15枚投入可能。排液時には石油缶をセットし、コックを開くだけなので手が汚れない。また、同社の専用洗浄剤『パレクリン』と組み合わせての使用によって、ディップに付着したフラックス汚れをさらに強力に除去してくれる。
超低臭なリフロー炉 やに洗浄剤『ロックリン YD-99』は、リフロー炉および炉内のパーツのやに汚れの他、はんだ槽の搬送爪やキャリアパレットなどの洗浄用途にも適した製品で、洗浄方式の自由度が高い。
(株)サヤカでは、インライン対応モデルで自動化対応型のルータ式基板分割機『SAM-CT34XJ』を展示(写真14)。
基板の供給・排出の自動化を前提としたきめ細やかな仕様の製品で、ルータビット設定、切断条件の機種ごとの管理が可能。高速・高精度な切断を追求しており、カメラで基板を見ながらのティーチング機能に加えて、CADデータによる編集も可能。画像処理機能搭載(QRコード読み込みによる自動機種切り替え、認識マークにての位置補正、NG基板のスキップなど)で様々なモードを標準装備しており、ルータビット高さの自動段切り換えで刃物の長寿命化も実現。実装後の基板の低ストレス、かつ安全な切断が可能で、移動速度の向上と3軸制御により、高速・高精度に切断できる。基板浮き検知センサと刃物折れ・落下検知センサを標準装備している。
KnK(株)ではX線チップカウンタ『HAWKEYE2000』を紹介していた(写真15)。
リール内の電子部品を4リール(180mm)を同時に、99.9%の高精度、かつ、8秒と高速にカウントする製品。
リールは登録なしでもカウント可能で、画面操作も簡単。スピーディな計測で効率の向上化に貢献。ピッチ登録といった手間も不要で、カウントミスの軽減を実現するなどヒューマンエラーも削減。4リールセンサによってシール貼り付けミスを防止し(オプション)、さらに、放射線漏れを保護する遮蔽構造、二重安全システムの採用、ドア用ライトカーテンセンサの付属など、安全性にも配慮されている。
アポロ精工(株)では、デスクトップ型IH(誘導加熱)はんだ付けロボット『J-CAT WAVE』を紹介(写真16)。
大熱容量はんだ付けを速やかに行うために、磁気集中技術によって局所的なセルフヒーティングを実現する非接触はんだ付け装置で、端子・基板に加え、はんだのセルフヒーティングにより、従来の伝熱方式に対して発熱エネルギーを約1.5倍に向上させている。各ポイントごとに予熱・加熱・後加熱を設定でき、最適な形に仕上げることができ、稼働中のクリーニングは不要で、連続して長時間のはんだ付けが可能。交換部品も少なく、ランニングコストも低い。また、誘導加熱のためツールの温度は最高100℃程度。ツールは常時高温ではなく、はんだ付け後のワーク温度低下も早いため、作業者にとって安全で、レーザ光使用時のような、動作中に放射光・散乱光が漏れないようにする安全装置設計も不要である。
マランツエレクトロニクス(株)の1番目のブースでは、組み立て後の目視検査を自動化する多機能検査装置『i22Xシリーズ』を紹介(写真17)。
ディーチングペンダントレス・ソフトにより直感的な操作が可能な製品で、Z軸の標準搭載でピントフォーカスを合わせて最適な画像を取得して検査。各種バーコード読み取りプログラム切り替えの他、キャッチシステム(オプション)で検査結果のトレーサビリティを確立するなど特徴が多い。シリーズの製品『i22XDA-300』は、従来製品の直上検査をそのままに、「2アングルカメラ」と「回転テーブル」を搭載し多面検査を実現した製品となっている。
(株)東京測器研究所では、PCコントロール型の動ひずみ測定器『DC-004P』を紹介(写真18)。
パソコンのストレージに直接書き込みが可能なので長時間記録が可能な製品で、記録メディアを持たず、USB接続により測定データを順次パソコンに収録する。連続して記録できるため材料試験などの測定に適している。マニュアル・データトリガ・インターバル測定を同時に実行可能である他、50kHz サンプリング(1チャンネルモード最速時)、4チャンネル同時サンプリング(12.5kHz)、±80,000×10−6ひずみ相当の大ひずみ測定可能(0.5V ブリッジ電源使用時)、4チャンネルタイプと2チャンネルタイプを用意、など。特徴が多い。
アルファーデザイン(株)では、半自動部品挿入機『Board-Packer AMM』を紹介(写真19)。
本製品は、あらかじめプログラムされた挿入順序に合わせ、プリント基板裏面からLED照光で指示され、挿入位置をナビゲーション。挿入順序にあわせた最大8種類の部品出庫指示が行え(オプションで16/24/36/48品種対応可能)、挿入後は、同社の自動挿入機シリーズで培われた技術によって確実に、カット、クリンチする。現工程での事前のリードプリカットや、はんだ槽前の治具脱着をなくすことができるなど品質の向上に貢献。LCDタッチパネルによってプログラミングなど操作も簡単に行え、本製品1台での使用だけでなく、複数台連結導入ラインの構築も可能となっている。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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