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テクニカルレポート
2023.04.19
プリント配線板技術:世界の電子回路工業会/協会の現状
特定非営利活動法人 日本環境技術推進機構
青木 正光

③米国 <IPC>

IPCは6社が集まって1957年にInstitute for Printed Circuits=IPCが設立された。プリント配線板関係では最も歴史のある工業会であり、本部を米国・シカゴに置き、グローバルに展開している。

プリント配線板関係の団体の元祖ともいえ、メンバーは米国のみならず世界に広がり、プリント配線板メーカーのみならず材料・副資材メーカー、装置メーカー、実装メーカーなども加わり業態が広くなり、実態にあうように工業会名をInstitute for Interconnecting and Packaging Electronic Circuitsに変更した。

IPCは6社が集まって1957年にInstitute for Printed Circuits=IPCが設立された。プリント配線板関係では最も歴史のある工業会であり、本部を米国・シカゴに置き、グローバルに展開している。

プリント配線板関係の団体の元祖ともいえ、メンバーは米国のみならず世界に広がり、プリント配線板メーカーのみならず材料・副資材メーカー、装置メーカー、実装メーカーなども加わり業態が広くなり、実態にあうように工業会名をInstitute for Interconnecting and Packaging Electronic Circuitsに変更した。

しかし、覚えにくい名前のため、1999年にIPCの名前に変更し、現在ではIPC、またはIPC Internationalの名前を使っ

ている。また、IPCではIPC規格を策定しており、各技術委員会で検討し、たとえばIPC-A-600、IPC-A-610などのIPC規格は世界で広く採用されていることで知られる。規格は各委員会で議論され、改訂版が発行されている。

業界ニュースとしてIPC Global Insightの題名で週刊で情報提供しており、過去のアーカイブは、以下のサイトで閲覧が可能である(表3)。

表3 業界ニュース

 

また、業界の展示会としてIPC APEX EXPOが1994年以来、毎年、開催されている。2024年から開催場所がサンディエゴからアナハイム(表4)となる。

表4 展示会の開催日/開催場所

 

④欧州  <EIPC(欧州プリント回路協会>

1968年に設立され、以前は事務所をスイスに置いていたが、現在はオランダに事務所を置いて欧州全域をカバーしている。EIPCはEuropean Institute of Printed Circuitの略となっている(図1)。

図1 EIPCのロゴ

 

“EIPC SpeedNews”の名前で業界ニュースを月に2〜3回の頻度で、年40回発行して情報を提供している。アーカイブは表5に示したサイトで閲覧が可能である。

表5 業界ニュース

 

プリント回路板に関する会議を夏と冬に開催場所を変えて開催している。また、EIPC テクニカルスナップショットと称してウェビナーも開催されており、2023年度は3回の開催(表6)を予定している。

表6 会議/ウェビナーの開催日

 

会社名
特定非営利活動法人 日本環境技術推進機構
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