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テクニカルレポート
2019.03.15
JIMTOF2018
第29回 日本国際工作機械見本市

 

 イグス(株)のブースでは、予知保全できるチェーンフレックスケーブル「イグス スマートプラスチック」を紹介していた。

 同製品は、センサによって交換時間を予測して、突然の破損や故障など計画外のダウンタイムを未然に防ぐ。

 この他、メンテナンスコストの削減、長寿命、装置の効率の向上、より早い検出による時間節約の実現、などの特徴があり、港湾施設、クレーン、自動車工場などでの採用に適している。

「スマートプラスチック」に関する展示

 

 (株)グリーンテックジャパンでは、同社が独自開発した「ドライアイススムーサーシステム」によりドライアイスをスムーズに噴射することで洗浄を行う(ドライアイスペレット洗浄方式)、ドライアイス洗浄機の新製品を、デモを交えて紹介していた。

 生産工場向けモデル『GT-120E』は、軽量、コンパクト設計でありながら高い洗浄能力を実現。

 低出力な小型コンプレッサとの組み合わせでも洗浄可能で(低圧/低流量仕様)、必要な時にドライアイス消費量ダイヤルを最大にして洗浄時間の短縮を実現するパワーモード設計を採用している。

 プロ/洗浄業者向けモデルの『PRO-610E』は過去最高の洗浄能力を実現したハイパワーモデル。

 ワイドなスポットノズル「RN-10-08」の組み合わせにより洗浄面積を広げて作業時間の短縮を実現する。

ドライアイス洗浄機のデモ


 小原歯車工業(株)では、オープン環境下で使用されるラック&ピニオンに最適な「ラック&ピニオン自動潤滑システム」を紹介していた。

 製品の特徴としては、①ポンプから押し出された微量のグリースが潤滑歯車を介して自動的に供給、②使用機械の制御システムと統合が可能で用途に合わせて潤滑剤の量を調整可能、③ポリウレタン製潤滑歯車によりグリースを塗布するため均一な潤滑膜が形成される、④ちょう度番号3号までのグリースならばメーカーを問わず使用可能、⑤特殊グリース「GC-FO1」はグリース垂れが少なく機械の油汚れを低減する、⑥潤滑方法の最適化で、メンテナンスコストが削減できる、などの点が挙げられる。

ラック&ピニオン自動潤滑システム


 同展示会の次回開催は、2020年12月7日(月)~12日(土)の6日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地