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テクニカルレポート
2026.09.29
Glass PKG実装技術、電子部品への応用
Grand Joint Technology Ltd.
大西 哲也

—–欄外コラム—–

 

セワレ(Seware)について

この”セワレ(Seware)”という言葉は、このガラス実装関連では、世界的に認知され、学会でも技術語?として英語?でもSewareが通用している。

元々は、日本の家屋での、大黒柱、飾り柱で、木が乾燥や吸湿の影響で手前側に割れが発生すると好ましくないので、美観を保つために、目立たない裏側などに、切れ目を入れる背割り(せわり)をしておいて、この背割りを使って、表側の大きな割れを防止するというもので、数百年前の江戸時代から用いられている(図12)。

図12 Sewareとは?

ガラス実装では日本のS社がセワレ(Seware)という言葉を使って、ガラスコア基板のビルドアップ層形成後のダイシングによるシングレーションの時に、ビルドアップ材料の応力などにより、ガラスの水平面 ・ 面内クラックの問題を報告したことから始まる。

時間をかけて、TGV穴あけ加工からメタライゼーション、ビルドアップ層を形成完了し、ガラスコア基板がやっとできたと思い、実装確認のために個片にしようとしたところ、情けないぐらい、全部の基板が割れてしまうので、そのショックは覆い隠せない。

やっかいなのは、切断した瞬間でSewareが発生する場合としばらくすると順番に発生することもある。これはガラスの特性を勉強すると理解できる。

100年前のグリフィスの破壊理論と応力集中がメインであるが水分も影響する。ガラスのマイクロクラックの進展によるSewareにより、ガラスコア基板は割れやすいとイメージが残ったが、適切な対応でSewareを防止できるようになっている。

具合的な対策として、応力集中を回避した基板設計、低応力で薄いビルドアップ層の形成、シングレーション法などの改良、改善が行われている。

会社名
Grand Joint Technology Ltd.
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