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テクニカルレポート
2023.12.22
CEATEC 2023

“経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、「共創」によって未来を描く”を開催趣旨とした展示会『CEATEC 2023』が、10月17日(火)〜20日(金)の4日間、幕張メッセにおいて開催された。

今回は、アドバンスドテクノロジー/キーデバイス/パートナーズパーク/スタートアップ&ユニバーシティ/グローバルの5つの展示エリアが設けられ、684社/団体が出展し、4日間の登録来場者数は89,047人を集めた。

■会期:2023年10月17日(火)〜20日(金)

■会場:幕張メッセ

■主催:(一社)電子情報技術産業協会

 

■点群処理からモデリング、差分解析までの処理をワンストップで実現

 アイセイ(株)は、点群処理からモデリング、差分解析までの処理をワンストップで実現する点群処理ソフトウエア『NuBas』の展示を行っていた。

同製品は、インフラメンテナンス事業を行っている技術者の声から生まれたソフトウエアで、これ1つで様々な点群処理が行える。差分解析までに必要な作業フローに沿って、本当に必要な機能を厳選し、その結果、直感的にわかるUIとシンプルな操作性を実現。また、ユーザー独自の仕様となる機能追加が可能で、DXに対するさらなる取り組みに貢献することができる。

点群処理ソフトウエア『NuBas』

 

 

■冠水の発生をリアルタイムに通知

 ノバルス(株)は、冠水の発生を検知して施設管理者や地域住民の方々へリアルタイムに通知する『冠水通知システム』の展示を行っていた。

同製品は、通信モジュールとバッテリーが一体化した同社製コネクティッドバッテリー『MaBeee』を採用し、通信や電源の配線作業が必要なく、簡単にスタートできる。LTE-M通信で1NCE SIMにも対応し、安定通信を実現(日本国内複数キャリアに対応)。死活監視機能搭載でシステム障害も検知でき、拡張性/メンテナンス性にも優れる。また、冠水検知の他にも水位の管理をはじめ、様々なシーンで活用することができる。

『冠水通知システム』

 

■赤外線を用いた独自のセンシング技術を採用

(株)Thinkerは、赤外線を用いた独自のセンシング技術を採用したロボットハンド用近接覚センサ『TK-01』の展示を行っていた。

同製品は、赤外線を用いた独自のセンシング技術により、対象物の位置と姿勢を非接触のまま把握することで、これまでロボットが苦手としていた対象物の把持にも簡単なティーチングで対応することができる。また、ワークごとのアルゴリズム変更も最小限に抑えることができ、Slerの設定作業や現場作業者の運用負担を軽減できる。

『TK-01』を搭載したロボットハンド

 

■位置情報で現場の改善に貢献

 マルティスープ(株)は、位置情報を起点とした現場情報の集約/分析プラットフォーム『iField』の展示を行っていた。

同製品は、屋内/屋外を問わず、現場の状況やそこで動く人やモノを管理/分析し、現場の改善に貢献する。ヒートマップ、軌跡表示、動線再生などで位置情報をわかりやすくビジュアル化し、直感的な表示で現場の課題を洗い出しできる。また、位置情報を様々なデータと紐づけ、グラフ化/数値化し、現場の状況をひと目で把握することができる。

現場情報の集約/分析プラットフォーム『iField』

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地