■多孔質×カーボンで、ウェブを触れずに搬送
(株)タンケンシールセーコウでは、同社の多孔質カーボン『ポーラスカーボン』を使用した浮上搬送用ロール『エアベアリングロール』の耐熱タイプを紹介。
このロールは「流体透過性を調整してある」「高温環境下でも強度が変わらない」「熱衝撃にも割れない」「フッ酸にも耐えるカーボン本来の優れた耐食性」といった特徴をもつカーボンを使用。静圧気体軸受技術を活かしたウェブハンドリングのためのロールで、摩擦のトラブルの防止に貢献。低張力で搬送できるので、ウェブの変形を防止する他、スリップ、ロールとの接触によるきずも防止する。耐熱タイプの製品はCFRPシャフトを用いており、150℃耐熱なので乾燥工程などの高温環境下での使用に適する。
■測定対象物の通気性や圧力損失値をインラインで測定
高山リード(株)では、スイス・テクステスト社製の通気性試験機『FX3370スポットエアー』を紹介。
同製品はインラインでの測定対象物の通気性や圧力損失値を測定できる小型軽量の試験機で、バッテリを内蔵したスポット (1点) 測定とインライン測定に対応。生産機上での連続測定が可能なため、そのまま生産機に取り付けられ、最大で本機5台を1台のコンピュータで管理することもできる。最大で5台のユニットで測定対象物の幅方向の通気性を測定が可能である。手動で使用する場合、スポット (1点) 測定の結果はディスプレイ上に表示。インラインでの連続測定の結果は取り付けたUSBメモリに保存され、測定後、コンピュータに測定結果を出力することができる。
■燐光強度で従来対比約2倍を実現
(株)Future Materialzは蓄光顔料『KF-YM』を紹介していた。
蓄光の素材に関する今日のニーズは、塗料化や樹脂混錬といった易加工性を主軸に粒度設計された粉末が求められているという。同製品は、粒度分子を揃えた粉末の生産方法を確立したことから生まれたもので、燐光強度も従来対比でおよそ2倍。将来的に生産コストを大きく落とすことができる生産工程設計を採用している。色調は黄色〜黄緑、青緑、で、塗料、樹脂MBの他、フィルム、釉薬、タイル、ロープ、安全衛生用具などの用途が想定される。
■世界中の認証取得に対応可能
(株)ケミトックスでは、「生分解性 海外認証取得支援サービス」を案内していた。
同社では、材料の生分解度 (Biodegradability) の測定サービスを行っており、国際規格および対応規格に基づき、海水、土壌、コンポストなど様々な植種源中における材料の生分解性測定に対応している。先進諸国では、食品容器や包装材などの消費材を中心に、生分解性材料の使用が拡がりつつあり、これらの国々を中心に、そのような材料の第三者認証取得の必要性が高まっている。認証取得で要求されるおもな試験は、生分解度試験(ISO 14855、ASTM D6691など)、崩壊度試験(ISO 20200など)、環境毒性試験(OECD 208、ASTM E1676など)、材料の化学的特性分析などで、同社は、試験所としての技術力と、長年にわたり培った海外申請代行の経験に基づき、海外の生分解性認証の取得支援サービスを提供。世界中すべての認証に対応することができる。
同展示会の次回開催は、 2024年10月29日(火)〜31日(木)の3日間、幕張メッセにて予定されている。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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