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テクニカルレポート
2013.10.31
独自のノウハウと基礎技術/理論を 融合したロボット関連製品
大学/研究機関との連携でオリジナル製品を開発
ダブル技研株式会社

また、従来のロボットハンドが不得意とする非対称形状の把持動作の場合、装着されている3指の配列角度を予め各々の配列角度を手動で可変させることで対応することができ(左右非対称可)(写真5)。

 

 

写真5 3指の配列角度の例

 

オプションにより電動にて配列角度の可変機構を取り付けることもできます。使用する分野に関しては、5本指の『Type A5』は大学などの研究機関に、3本指の『Type A3H』は産業関連などの用途に適しています。

 

 そして最後に紹介するのは、やはり大学との共同開発から生まれた製品で、市販されている赤外線方式の距離センサを搭載した3次元計測カメラを使用し、2D情報に距離情報を付加した独自のアルゴリズムから構成されている画像システム『D-Vision』です(写真6)。

 

 

 

写真6 画像システム『D-Vision

 

このシステムは、市販されている安価な3次元計測カメラを使用することで、距離センサを別途設置する必要がなく、省スペースな画像システムを実現できます。また、自発光式センサを使用しているので、照明の影響を受けにくく、画像システム特有の照明ユニットも必要ありません。そのため、既存の装置や搬送ラインへの導入も低コストかつ簡易的に提供することができます。さらに、制御ユニットの上位がPCの場合、USB接続なのでキャプチャレスで画像処理が行えます。

 使用する用途としては、バラ積み部品のピッキング作業、D-Handやアームロボットと連携した多品種ワークの部品供給などに適しています(写真7)。

 

写真7 D-Visionの使用例

 

 

会社名
ダブル技研株式会社
所在地
神奈川県座間市