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テクニカルレポート
2014.04.30
多彩な分野の研究開発を支援する環境試験機/センサ
顧客のニーズに対応するトータルソリューションサービスを提供
名古屋科学機器株式会社

写真4 オールインワン充放電評価システム『アドバンストバッテリーテスター』

写真5 高応答性タイプ極細熱電対『TSP』

環境試験機以外でも、最近注目されているエネルギー分野の二次電池関連機器として、電気と温度を同時に印加できる省スペースで高精度なオールインワン充放電評価システム『アドバンストバッテリーテスター』に力を入れています(写真4)。
特徴としては、
①3槽個別制御の恒温槽を搭載し、同時に様々な試験が行える、
②専用の電池ホルダで試料のセットも簡単に行える、
③試験条件設定の豊富なアプリケーションを用意し、お客様の要求に合わせて様々な試験に対応できる、
などが挙げられます。

 それからセンサについては、工業関連で特に重要とされる温度センサが主力となっています。特に、オメガエンジニアリング社の温度センサを中心に販売を行っており、ビッグサイエンスといわれる宇宙航空開発機構(JAXA)のH2-Bロケット、エコカーなどで脚光を浴びてきている燃料電池や二次電池の開発にも深く関わるなど、最先端科学研究に関する温度センサを幅広くラインアップしています。こちらも、最近特に力を入れている製品をいくつか紹介します。

 高応答性タイプ極細熱電対『TSP』は、25μの熱電対素線にリード線を取り付けています(写真5)。
特徴としては、
①熱電対自体の熱容量が小さいので応答速度が速い、
②半導体チップ部品などの極細部品の温度測定に最適、
③コネクタ接続によりセンサ交換が容易、
などが挙げられます。

写真6 多点式・表面貼り付け型熱電対『SMCO』

 

写真7 高真空温度計測用フランジ

 多点式・表面貼り付け型熱電対『SMCO』は、貼付式熱電対とマルチピンコネクタで構成され、多点温度計測の手間を解消します(写真6)。
特徴としては、
①ホイル状の熱電対を使用しているため、応答性が早い、
②マルチピンコネクタ接続により、センサ交換が容易、
③正確な表面温度が計測できるシート状の熱電対、
などが挙げられます。

 高真空温度計測用フランジは、様々な真空フランジ、計測点数にも対応することができる製品です(写真7)。
特徴としては、
①真空側はセラミックコネクタを使用し、アウトガスの心配がない、
②オメガコネクタで、熱電対、補償導線と簡単に接続できる、
③最高使用温度650℃を実現、
などが挙げられます。

 この他にも、幅広い分野に対応する製品群を用意し、お客様のニーズにマッチする提案を行っています。

 

 

会社名
名古屋科学機器株式会社
所在地
愛知県名古屋市