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テクニカルレポート
2014.04.30
多彩な分野の研究開発を支援する環境試験機/センサ
顧客のニーズに対応するトータルソリューションサービスを提供
名古屋科学機器株式会社

消費電力量を大幅に低減する数々の技術を搭載し、ネットワーク通信に対応した恒温(恒湿)室『ビルドインチャンバーEシリーズ』は、試験室と機械室のバリエーションを取り揃え、お客様の最適な試験室を提供しています(写真2)。
特徴としては、
①幅広く連続的に冷凍能力を可変できるDCインバータと電子膨張弁で構成したワイドレンジ冷凍制御システムや、複数の冷凍機を最小消費電力で制御運転するアクティブマップシステムなど独自の制御方式を開発、
②クロスアウトプット制御により、運転時の最大電流量、要求電力量が小さくなった(省エネ率最大60%)、
③遠隔モニタリング、USBメモリーによるデータ移管、E-mail通報が可能、
④ネットワーク診断サービスや試験規格のダウンロードが行える、Webサービスを用意している、
⑤LED照明を採用し、温湿度制御範囲全域において点灯することができる、
⑥パネルの接合部に用いるシール材を開発し、低分子シロキサンの発生を防ぎ、シール材からの刺激臭も抑えている、
などが挙げられます。

写真2ネットワーク通信に対応した恒温(恒湿)室『ビルドインチャンバーEシリーズ』

写真3 冷熱衝撃装置『TSAシリーズ』

エコ運転機能、冷凍機パラレル制御、デフロストフリー機能など、節電とパフォーマンス、信頼性を両立させた冷熱衝撃装置『TSAシリーズ』は、時代のニーズに的確に対応した新しいタイプの装置です(写真3)。

特徴としては、
①温度復帰時間を正確に満足させながら、予冷/予熱に必要な熱量を絶えず計測して、予冷/予熱の最短運転時間を自動的に算出するアルゴリズムを新しく開発し、消費電力をさらに低減でき、再現性/信頼性も向上させる、
②制御温度に合わせて、冷凍機を2台同時、あるいは1台単独の切替稼働する冷凍機パラレル制御システムにより、最適な冷凍能力で運転し、さらに低温さらし温度安定時には、電子膨張弁により冷凍能力を絞り消費電力を低減する、
③デフロストフリー機能により、除霜による試験中断をせずに500時間の連続運転が行え、15分のさらし試験条件であれば1,000サイクルの連続試験が中断することなく行える、
④サイクル終了後やさらし終了後の試験中断を予約でき、また6個のサイクルカウンタごとに試験中断予約が行え、試料の抜き取りや試料追加などに利用できる、
などが挙げられます。

 

会社名
名古屋科学機器株式会社
所在地
愛知県名古屋市