中京地区を中心に環境試験機とセンサの専門商社として事業展開する名古屋科学機器株式会社。顧客のニーズを十分に引き出して、最適な導入プランを提案するトータルソリューションサービスを進め、幅広い分野の研究開発を支援する同社の概要と製品などについて、代表取締役 岡野 忠弘 氏にお話を伺った。
御社の概要についてお聞かせ下さい
岡野:当社は、大阪に本社を置く真空計測/圧力計測機器などの測定器の製造メーカーである株式会社岡野製作所など、関西に拠点を置く企業の製品を中京地区で販売していくための商社として、1961年に創業を開始しました。当時の中京地区は、関東圏の市場となっており、関西圏の企業の製品は一度関東を経由していたので、それを直接販売できるようにするのが設立の目的でした。創業当時は、四日市地区石油コンビナートを中心に理化学機器の販売を主な事業内容として営業展開していましたが、1963年?1970年にかけては、トヨタ自動車(株)、(株)デンソー、中部電力(株)などと取り引きを開始し、愛知/岐阜/三重といった東海三県を中心に営業活動を展開していきました。
1978年には、米国の溶出試験器メーカーであるハンソンリサーチ社(ロサンゼルス)や、同じく米国の熱電対メーカーであるオメガエンジニアリング社(ニューヨーク)といった海外のメーカーとの取り引きも開始しています。また1996年からは、取引先の担当者や技術者向けに、日頃専門的になりがちな仕事を違った角度から見ることにより、何かのお役に立てればという趣旨で開始した『NKセミナー』を、毎年1回秋に開催しています。このセミナーでは、各界の第一人者を講師にお招きして、時期を得たテーマで講演をお願いしています。
2002年には、高品質かつ安定した品質を求められる科学機器をお届けするためにISO9001を取得し、海外からも技術面などで好評を得ています。さらに、2006年にはISO14001を取得するなど、徹底した品質体制を確立するため継続的改善を意識したシステムを構築し、企業実績を踏まえた継続/実行/活用できるシステムを構築することで、お客様に安定した高品質の製品をお届けできるよう進めています。
2009年にはサービス部門の拡張で、北海道に千歳出張所を開設し、防衛省や(株)デンソーエレクトロニクスとの取り引きも開始しました。最近では、航空宇宙産業/自動車関連産業/セラミックなどの分野で、日本における最先端企業との取り引きが増加し、当社の柱となる環境試験機とセンサを中心に事業を展開することで、時代の流れとともに研究支援産業の一翼を担うようになるまで成長しました。
- 会社名
- 名古屋科学機器株式会社
- 所在地
- 愛知県名古屋市
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