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スペシャルインタビュー
2022.07.01
技術伝承や自動化へのニーズにも対応するアイトラッキング
〜機能をアップしたグラス型第三世代モデルを新たにリリース〜
トビー・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 蜂巣 健一 氏

■今後の展開についてお聞かせください

 

蜂巣 : まず学術研究については、さらなる高速化への要求が激化すると予想されるのでそれに対応するとともに、廉価版についても、研究員1人に1台という時代は近い将来くると思うので、それに対応できるようにしていきたいと考えています。

消費者行動については、現状テレビの視聴率を測る世界がありますが、それと同じようにバイタルデータを測る世界が近い将来くると思います。これは、スマートグラスやVRなどのデバイスの浸透と合わせてになりますが、取得できるデータは桁違いに増えると思うので、状況を見ながら順次対応していきます。

それから技能伝承については、今のところ熟練者と非熟練者の方にアイトラッカーを付けていただき実験段階で行っていますが、今までのサンプリングデータから「優秀とはこういうこと」、「不良率が少ないとはこういうこと」、「生産性が高いとはこういうこと」など、ある程度の正解が分かってきたので、次のステップとなるモニタリング段階に進めたいと考えています。これは、作業者全員にアイトラッカーを付けていただくことで、不良などを未然に防ぐことに繋げていけます。

特に最近は新型コロナウイルスの蔓延により、人手を減らしながらも如何に生産性を上げていくかが、様々な生産現場において1つのテーマにもなっています。そういった中で、我々が少しでも貢献できるように努めていきたいと思っています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

会社名
トビー・テクノロジー株式会社
所在地
東京都品川区