ビジネスコミュニケーションを加速する
BtoB ニュース専門サイト | ビジコムポスト

スペシャルインタビュー
2024.01.15
チャレンジする会社!ものづくりで社会をユタカに!!
〜多品種少量生産から量産まで高品質/低コストな製品を提案〜
ユタカ精工株式会社
代表取締役 豊岡 淳 氏

■それでは御社の得意としている加工技術と、その技術を活かした加工製品についてお聞かせください

 

豊岡 : 切削加工は、大きく分けて旋盤加工かフライス加工になりますが、当社は旋盤加工に強みをもっています。元々父が旋盤工だったこともありますが、仕事も旋盤加工がメインになっています。また、切削加工に留まらず、板金、塗装、熱処理、表面処理から組み立てにいたるまで対応しており、お客様からは高評価をいただいています。。

その中で、いくつか加工製品を紹介させていただきます。

まずは、車のウィングパーツを紹介します(写真10)。この製品は、SUS304で自動車後部パーツに使用されるターンバックルです。自動車のアフターパーツメーカーからの依頼で製作しており、NC旋盤、マシニングセンタと共に、自社でバフ研磨を施した製品になります。

写真10 車のウィングパーツ(ターンバックル)

 

次に、土木工事機械用ブッシュを紹介します(写真11)。この製品は、SMC435の削りだし加工の一例になります。形状的にチャッキングする場所が無かったため、材料取りの段階から工夫した製品です。こちらは、土木工事関連の会社から依頼があって製作しました。

写真11 土木工事機械用ブッシュ

 

それから、色々な研究機関からも依頼をいただいており、その中で大学の研究室から依頼のあった研究用パーツを紹介します(写真12)。この製品は、顕微鏡で観る試料を置くためのパーツです。この製品を依頼された大学の研究室の方は、研究に必要だったので製作してもらえる会社を色々と探され、メーカーにも相談したようですがコストが掛かったので、当社に相談されたようです。その方のイメージから図面まで作成し、仕上がりも満足していただけました。

写真12 研究用パーツ

 

この他にも、幅広いニーズに対応した様々な加工製品を提供しており、常にチャレンジする経営方針でビジネスを展開しています。

 

■今後の展開についてお聞かせください

 

豊岡 : 以前と比べて、色々な業界とお付き合いさせていただいていますが、もっともっと幅広い業界とお付き合いさせていただきたいと考えています。やはり、特定の業界に依存してしまうと今までの経験から不安もありますので、これが最優先の取り組みになると思います。

我々の製造している製品はどちらかというと表に出るものではなく、装置などの1つの部品になります。従業員にもよく話すのですが、我々のつくった部品は最終的に世の中に必要な重機や機械/装置などの一部として社会に貢献していくと思うで、我々もそのお手伝いをさせていただいているのではと話しています。

そういった意味でも、色々な業界を分けながら製造業として生きていくには、やはりお知り合いにならないといけませんので、我々としては幅広い業界の顧客開拓に力を入れていきたいと考えています。それに伴い、当社だけでは完結できない仕事もあると思うので、青工研のメンバーやそれに関連する会社/団体などと連携しながら、ビジネスを展開していきたいと思っています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました

会社名
ユタカ精工株式会社
所在地
神奈川県相模原市