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スペシャルインタビュー
2022.06.14
工作機械の 性能向上に貢献する 流体せん断技術
〜流体理論を応用した独自の技術で事業を展開〜
株式会社 塩
代表取締役 駒澤 増彦 氏

流体せん断装置、工程管理ソフトウエア、工作機械加工ノウハウの提供などで事業を展開する株式会社 塩。高い技術力を活かし、ビジネススタイルとなる工場での様々な実験や検証を行う同社の概要と技術、製品などについて、代表取締役 駒澤 増彦 氏にお話を伺った。

 

御社設立の経緯と概要などについてお聞かせください

 

駒澤 : 以前私は、半導体の後工程を行っている会社に勤めており、結果的にその会社のトップまで登りつめたのですが、元々はエンジニアだったので、社長業より技術の方に携わりたいという思いを抱いていました。そして、2008年8月にその会社を引退し、当社を設立しています。

ただ、当社を設立してからも引退した会社の顧問を任されるなど関係を継続し、事務所的なスペースも半年程はその会社のデスクをそのまま使用させて頂くような形でスタートしています。その後は、自宅に事務所を移し、1人でこぢんまりと営んでいました。事業としては、流体理論を応用したノズルの開発を進め、主に工作機械をターゲットに展開していました。

そして、徐々に仕事も増え始め、2013年4月には東京都八王子市に事務所兼工場を設置しています。また、私だけでは手が足りなくなってきたので、従業員を募集するようになり、経営についてもサポートしてもらえる人材を探していました。そのような中、たまたま以前の会社からお付き合いのある会計事務所の先生に、現当社の副社長を紹介して頂きました。

副社長とは、初めて会った時から意気投合し、彼は大手電機メーカーで事業企画や経営企画などに従事し、また製品開発やマーケティングなどの経験もありました。定年退職後は、個人で経営コンサルティングの会社を設立したのですが、会計事務所の先生が一緒だったという縁で当社に来て頂き、前職の実績を活かして経営だけでなく、製品開発などでもサポートしてもらっています。

そして、徐々に設備や装置が増えていき、事務所兼工場が手狭になってきたので、2015年12月に工場を拡張し、「秘密基地」というユニークなネーミングに変更しています。また、最近では秘密基地も手狭になったので、事務所機能だけを八王子駅の近所に移転し、こちらも「業務基地」というユニークなネーミングにしています。

それから、当社の社名も一度聞いたら記憶に残るようなネーミングですが、目立たない存在なのにどんな料理にも欠かせず、塩加減1つで料理の味をちょうど良い具合に調えられる重要な役割を担っているという所から、料理に使われる“塩”のように、私達もお客様の隠し味的な立場でお役に立ちたいという思いをそのまま社名にしています。

 

御社の事業形態についてお聞かせください

 

駒澤 : 今のところ当社では、まだ社内で営業活動を行う体制が整っていないため、商社や販売代理店などを経由してビジネスに繋げるケースが主流になっています。最近では、東京都中小企業振興公社からの支援で展示会に招聘して頂くこともありますが、会場で興味を示して頂いたお客様にも当社から直接アプローチするのではなく、当社と現在取り引きのある商社や販売代理店を紹介し、そこからビジネスに繋げています。

そのため、少しでも当社の製品を知って頂くために、定期的に講習会などをこちらの秘密基地で開催したりしています。また、当社とまだ取り引きがなく、当社の製品を知らない商社や販売代理店からも、エンドユーザーからの依頼などを受けて問い合わせがきますので、その場合も秘密基地でプレゼンなどを行ってビジネスがスタートするケースもあります。

さらに、私自身が色々とアイデアを出すことが好きなので、それを知り合いのエンドユーザーに評価して頂き、それがビジネスに繋がることもあります。それは、工作機械分野以外でも行っており、例えば洗浄という面で食品分野に採用された実績もあります。

あとは、ホームページからの問い合わせも最近増えてきており、少しずつ当社の知名度が上がってきているという実感が湧いています。

会社名
株式会社 塩
所在地
東京都八王子市