1.はじめに
2013年3月1日(金)~3月4日(月)の4日間にわたり、中国・広州の中国進出口商品交易会琶洲展覧館B区において、LED China 2013/『第9届広州国際LED展』が、Sign China2013/『広東国際広告標識展』と同時に開催された。
LED Chinaは、計8万m2の広さ(2012年比:14.3%増)の展示会場で、中国国内外から、LEDディスプレイ、LEDダイ(チップ)、LED照明、実装装置、信頼性評価設備と関連材料など1,012ブースの展示(2012年比:12.4%増)が行われた。また参加者も海外から1万人近くの人を集め、今年も欧米系、インド系などの来場者の姿が非常に目立ったが、日本人参加者はこの数年間同様、今年もなぜかほとんど見かけなかった。
189の国と地域の海外からの展示会参加者があったが、上位30か国はインド、ロシア、マレーシア、香港、台湾、タイ、USA, シンガポール、インドネシア、オーストラリア、トルコ、フィリピン、韓国、ブラジル、ベトナム、スペイン、日本、カナダ、イタリア、ウクライナ、メキシコ、UK、フランス、ドイツ、エジプト、サウジアラビア、南アフリカ、ポーランド、カザフスタン、イスラエルとなった。中国内の展示会でありながら、これだけ多くの国、そして全世界から1万人近い参加者を集めたことは、特筆されるべきことである。
展示参加については中国、香港、韓国、パキスタン、ロシア、シンガポール、スロバキア、台湾、USAとベトナムの10の国と地域からとなった。
日本の材料メーカーや装置メーカーの出展はあったが、現地系の代理店経由であるところについては日本からの出展としてはカウントされていない。また、ロシア、パキスタン、スロバキア、ベトナムからの出展参加については、どのようなビジネスモデルを想定していたのか、非常に興味があった。
4日間の総来場者数は2012年比22.7%増大の77,182人で、中国国内から67,922人(2012年比:24.4%増)、海外9,260人(2012年比:11.7%増)となった。
2.展示内容全体
1,000件超える展示のうち、例年とおり、中国国内メーカのLEDディスプレイが、大きく、まぶしく、そして大きな音と表示内容で目立っており驚いた。今年は、LED照明・応用製品の展示が少なく、LED電源、LED自動実装関連、信頼性評価設備の大きな展示が注目された。
今までは、LED照明製品を拡販することに主力が向けられていたが、中国国内でも、人件費アップ対応での自動化と品質を確保するための信頼性評価の重要性が高まっていることがうかがえる。
3.LED照明製品
ユニークな展示方法もあるが(写真1)、展示ブースに入り、説明を受けている外国人客の姿が目立った(写真2~写真4)。
写真1 目を引くユニークな展示
写真2 ブースには外国人の姿が目立った
写真3 ブースには外国人の姿が目立った
中国中山のブースは、小さいながらも車載用LED部品に特化して展示しており、人を集めていた(写真5、写真6)。
写真4 ブースには外国人の姿が目立った
写真5 車用LED照明を展示する中国メーカー
写真6 車用LED照明を展示する中国メーカー
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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