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トピックス
2015.04.09
プリント配線板における不具合について
PCB Express

 

3.外観に関する品質確認

目視または画像で確認することができる不具合について以下に述べる。

 ①NC(ドリル)加工の不具合

 写真6にドリル加工の不良例を示す。ずれについては、工法によってはスルーホール内の信頼性を損なわない場合もあり、プリント配線板メーカーは社内規格によって管理するケースが多いようである。しかしながら、写真6-1でわかるように、納入先の納入仕様の上で不具合と判定されるリスクがある。

写真6 ドリル不良

 ②露光(現像)工程における不具合

図5 異物による露光不具合

  露光工程における不具合は画像による判定が可能で、AOI(画像検査装置)での検査により発見することができる。そして当然ながら、不具合発生の原因の追及が必要である。図5に示すのが露光不具合であるが、フィルムや版に異物が付着した場合は、不具合はロット全体に波及する。異物が付着した部位によって短絡する場合と断線する場合の双方の不具合が想定される。写真7に露光工程において発生した不具合の画像を示す。
 以下にあげる、プリント配線板通則では、導体の欠損に関して詳述されている。

写真7-1 密着不良による露光不良。ロット不良となる危険性大

写真7-2 現像不良

 

 

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PCB Express
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