装置の特徴
(1)『Save Cost』
検査装置の心臓部であるカメラ・レンズを自社にて開発・製造することで、価格を抑えつつ性能の向上を実現した。
カメラ・照明部を図6に示す。220万画素のカメラとテレセントリックレンズを使用し、被写体の高さにより大きさが変化することのない、検査に適した画像を得ることができる(図7)。
(2)『Smart』
RGB色 LEDと電球色LEDを環状に配列し、照射角度を色別に分けて反射光を捉えることで正確な検査が行える。
はんだ検査ではRGB照明を使い、R・G・Bそれぞれの面積、位置、形状などを新検査アルゴリズムによって、はんだ状態を分析する(図8)。
部品検査では電球色LEDを使用することにより、太陽光に近い発色を得て、識別能力を上げている。
また、部品の位置や配置によって撮像条件が変化しても、照射角度や照射方向を選択することにより、常に検査に最適な照明を得ることができる。
基板外観検査装置では、検査データをいかに速く、かつ、簡単に作成できるかが導入のポイントにもなりうる。
本装置では代表的な部品に関しての検査データを登録済みであり、このデータを貼り付け編集することで作成時間の削減が見込める(図9)。
また、基板のマウンタデータを用い、登録済み部品検査データと紐付けすることで、検査データの一括貼り付けを行うことができる。そのため、検査データ作成に精通したオペレータでなくても簡単に検査データを作成することができる。
さらに、21.5インチのタッチパネル液晶ディスプレイを装置前面に配置し、アイコンを多用する操作としたため、通常の検査ではタッチパネルのみで操作が可能である(図10)。
文字入力や画面の拡大・縮小などを指先操作で簡単に切り替え可能であり、現場でキーボードとマウスを扱うスペースを確保する必要がない。
図9 登録済み部品一覧
図10 タッチパネルによる操作例
- 会社名
- (株)レクザム
- 所在地
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