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テクニカルレポート
2024.11.08
話題のGlass PKG実装技術の動向
〜先端電子部品への応用と 最新のCuダイレクトめっきGWCについて〜
Grand Joint Technology Ltd
大西 哲也(T. Onishi)

②Glass PKG関連の学会での発表テーマの推移

表4にECTC(Electronic Components and Technology Conference)2015年のGlass TGV関連の発表件数を示すが、ジョ−ジア工科大学を中心に16件にも及び、TSV25件の発表に迫る最初のブームである。

表4 ECTC2015でのGlass TGV論文件数

 

さらに表5から表8で、最近のECTCでのGlass PKGに関するテーマから、その用途推移や課題がよくわかる。2020年の用途例では、アンテナ、高周波対応受動部品用途が注目され、2022年と2023年には反りに関するもの、2024年にはRDLビルドアップ層の応力が、背割れと呼ばれるクラックや信頼性に及ぼす影響などがテーマに上る。

表5 ECTC2020でのGlass TGV PKG関連の論文

 

表6 ECTC2022でのGlass TGV PKG関連の論文

 

表7 ECTC2023でのGlass TGV PKG関連の論文

 

表8 ECTC2024でのGlass TGV PKG関連の論文

 

表9に、2023年のジョ−ジア大学Glass PKGワークショップでの2日間のテーマを挙げるが、ここでメインプレーヤのすべてと目標と課題などを掌握できる。

表9 Glass PKGワークショップ2023のプログラム

 

表10には2024年ICEP実装国際会議でのGlass PKG関連テーマを挙げるが、実用化技術としては、日本の技術の完成度も高まっている。

表10 ICEP2024でのGlass PKG関連論文

 

会社名
Grand Joint Technology Ltd
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