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テクニカルレポート
2014.05.29
職人の夢から生まれた遮音/吸音効果のある画期的な防音材
軽くて強度のあるハニカム構造体をコア技術として採用
株式会社 静科

今後の展開についてお聞かせ下さい

  高橋:当社は、施工まで出来ないという問題があり、今までは部材販売がメインになっていました。施工に関しては、ご依頼のあった企業や個人のお客さまサイドで施工業者に依頼して頂き、当社はその施工業者に部材の取り扱い方を説明するような流れになっていました。しかし今後は、社員教育もそうですが全国規模で施工業者の協力店を増やして、受注から施工、最終的な加工まで行えるようなシステムづくりに力を入れていきます。
  また、環境測量士を迎え入れて実際お客さまが求めている防音効果を数値で指し示していきます。今までの防音対策は、費用が掛かり実際の効果もわかりづらいというのが現状でしたが、事前事後の調査で防音効果を数値で表すことで、安心しておまかせ頂けるような環境づくりを行っていきます。
   それから、当社の保有する技術はまだまだ応用が利くと思いますので、新しい次世代の部材にチャレンジしていきます。防音材には、遮音材/吸音材/制振材の3つがありますが、この3つの機能を兼ね備えた製品は今のところまだ世に出ていません。当社の製品でも遮音材と吸音材の一体化までなので、いつになるかわかりませんが3つの機能を一体化した製品をつくりたいと考えています。
  あとは、現在産業分野を中心に事業を展開していますが、それ以外の分野にも展開を進めていきます。東京都現代美術館で10月27日より開催されている『アートと音楽 —新たな共感覚を求めて』の会場内において、当社の『一人静』シリーズが設置されています。これは、当社製品の吸音性能が認められ、今回の採用に繋がりました。このように、音楽といったエンターテイメント業界でも注目されるようになり、今後も『一人静』シリーズの機能性を活かすことで、同業界を始め医療や福祉、またペット業界など幅広い分野に展開していけると考えています。
  本日はお忙しい中ありがとうございました。

 

 

 

会社名
株式会社 静科
所在地
神奈川県大和市