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テクニカルレポート
2025.02.21
第46回 国際画像機器展2024

■試料をスキャナに載せたままでバンドパスフィルタの交換が可能

 アイメジャー(株)は、試料をプラテンガラスに置いたままでバンドパスフィルタが交換できるマルチバンドイメージスキャナ『MBS-6500』の展示を行っていた。

同製品は、任意の波長を透過するバンドパスフィルタを最大4種類設置可能で、組み合わせに合わせた特性スペクトルで高精細な2次元画像が得られる(フィルタは、ユーザーが自作することも可能)。また、校正機能が内蔵されているので、むらのない均一な照明で試料の反射率(可視光〜近赤外線)を得ることができる。

マルチバンドイメージスキャナ『MBS-6500』

 

■微小欠陥を色情報として取得するので、ワンショットで傷の検査が可能

 東芝テリー(株)は、平面についた観測が困難な微小な傷を可視化する表面探傷スコープ『SFD240305A』の展示を行っていた。

同製品は、新たに開発された技術『OneShotBRDF』によって、平面の正反射光と傷/欠陥で生じる散乱光とを色情報として分解。微小欠陥を色情報として取得するので、ワンショットで瞬時に鮮明な画像が得られる。熟練者以外でも検査が可能で、品質の安定化や検査時間の短縮を図ることができる。

表面探傷スコープ『SFD240305A』

 

■多種多様なイメージングの先端技術をブースに展示

 コーンズテクノロジー(株)は、イメージングに関するさまざまな先端製品の展示を行っていた。

同社ブースでは、Teredyne FLIR社の『SWaP+Cに最適化されたMWIRカメラモジュール』、『非冷却型LWIRカメラモジュール』などを中心に、Prophesee社の『イベントベースビジョンセンサ(EVS)』、Gelsight社の『産業用ロボット向け超小型リアルタイム3D触覚センサ』などの先端製品が、ブロックごとに分けられて展示されていた。

ブロックごとに分けられ、見やすいレイアウトとなっていた同社ブース

 

■4K360度の映像配信アプリが開発できるプラットフォーム

 (株)リコーは、リアルタイムコミュニケーションのクラウドサービスを利用シーンに応じて開発できるプラットフォーム『RICOH Live Streaming』の紹介およびデモンストレーションをブース内で行っていた。

同プラットフォームは、4K360度映像で現場を隅々まで把握、通信環境や用途に合わせて適切な映像品質に調整可能、ウェアラブルカメラやVRゴーグルなどさまざまなデバイスに対応などの特徴をもつ。Web接客やVR教育、イベント配信などに適している。

モニタに会場内が映し出され、リアルタイムで『RICOH Live Streaming』を体験

 

同イベントの次回開催は、2025年12月3日(水)〜5日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催される予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地