■手のひらサイズの放射温度計はロボットアームと組み合わせるなど、使いかた自由自在

　レック（株）は、手のひらサイズとコンパクトながらも温度表示機能をもち合わせた非接触の赤外線放射温度計『LX-200』の展示を行っていた。

同製品は、40〜1300℃を光センサで計測しているので高速応答が可能で、鮮明な表示の有機EL採用や高輝度LED内蔵のターゲットビームなどが特徴。また、三脚取付と設置ねじが装備され、同社ブースではロボットアームと組み合わせたデモンストレーションが行われていた。

 

■暑さ指数／温度／湿度など室内空気環境を計測する室内用輻射熱センサ

　ワッティー（株）は、様々な施設のIAQ（Indoor Air Quality＝室内空気質）向上に寄与する電池駆動の室内用輻射熱センサ『RHS-2400E』の展示を行っていた。

同製品は、熱を吸収しやすい金属製黒球を搭載し、暑さ指数／温度／湿度を計測。通信はワイヤレス

（EnOcean928.35MHz 1mW）で、30〜100mと電波が飛びすぎないので情報漏洩リスクが少なく、1mWの低電力なので他機器への影響も少ない。同製品はJIS規格、気象業務法適用外となっている。

 

■4／5／6の軸数から選べる低コスト協働ロボット

　イグス（株）は、同社独自のエンジニアリングプラスチック技術が活用された、人協働可能なロボット『ReBeL（リベル）』の展示を行っていた。

同製品は、ブラシレスDCモータと波動歯車によるモジュール化されたギアボックスで構成されており、軸数は4／5／6から選択できる。コントローラが内蔵された省スペース設計で、6自由度のモデルで重量は8.2kg。ISO TS15066 2017:4に準拠した安全設計で、ROSでシステムを構築できるようROS1・ROS2用パッケージや各種UIサンプルプログラムも公開している。

 

■搬送時間の大幅な短縮と多品種生産に柔軟な対応が可能な、次世代リニア搬送システム

　THK（株）は、次世代リニア搬送システム『VTSシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、300／600／1200mmと3種類の長さから選べるモジュールを組み合わせて自由度の高い搬送レイアウトを構築することができ、自動給油で長期間メンテナンスフリーを実現している。最高速度は3.0m／s、最高加速度は2.0G。多品種にも対応できるよう、シフトユニットによる分岐も可能となっている。

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