カーボンニュートラル、電子化・電動化、自動運転、コネクティッド・カー、軽量化など、クルマの先端テーマの最新技術が一堂に出展される『第16回 オートモーティブ ワールド』が、1月24日（水）〜26日（金）の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。

同展示会は、『第16回 ［国際］カーエレクトロニクス技術展』、『第15回 EV・HV・FCV 技術展』、『第14回 クルマの軽量化 技術展』、『第12回 コネクティッド・カー EXPO』、『第10回 自動車部品＆加工 EXPO』、『第7回 自動運転 EXPO』、『第4回 MaaS EXPO』、『第1回 SDV EXPO』の8展で構成されていた。

■ 会期：2024年1月24日（水）〜26日（金）

■ 会場：東京ビッグサイト

■ 会期：RX Japan（株）

 

■二次電池の大型化／高容量化に対応

　エスペック（株）は、二次電池の大型化／高容量化に対応した二次電池充放電専用恒温槽『BTCシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、安全仕様を標準装備することで、万一のイベント時に函体へ与えるダメージを軽減し、作業者の安全を確保する。また、電池の形状／数量／セッティング方法に応じて、水平または垂直の2種類から気流を選択することができる。適切な気流を選択することにより、電池間の温度差を最小化することが可能。

 

■空中映像をタッチすることで非接触操作が可能

　凸版印刷（株）は、空中映像をタッチすることで非接触操作が可能な空中タッチディスプレイ『La+touch』の展示を行っていた。

同製品は、何もない空間に映像を生成し、映像の位置に指を合わせることで非接触での操作を可能とする次世代インタラクションディスプレイ。筐体に対して平行に空中映像を生成するため、筐体に対し約45度に映像が出現する従来タイプと比べて大幅な薄型化に成功。非接触センサを搭載することで、物理的に画面に触れることがない入力インタフェースを実現した。

 

■無機粉体を高配合した耐火絶縁材

　阿波製紙（株）は、無機粉体を高配合した『耐火絶縁材』の展示を行っていた。

同製品は、焼成後の保形性に優れ、高温下で使用できる。また、絶縁性に優れ、焼成後も性能を維持できる。さらに、柔軟性があり、曲げるなどの自由形状性がある。紙であるため、切断／打ち抜きなどの加工性に優れ、テープ加工や異素材との複合も可能。電極用耐火絶縁材、電線用耐火絶縁材など、火、電気、熱から守りたい個所に使用する想定で開発された。

 

■多種多様な測定環境に対応

　（株）フクダは、多種多様な測定環境に対応したエアリークテスタ『FLA-0200／0201シリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、5.7インチの大型ディスプレイで視認性向上機能を模したアイコンで直感的に操作が可能。環境に追従したマスタデータを基準とすることで、漏れによる差圧値のみを短時間で検出できる。オプションとして、ネットワーク通信機能に対応。同社製従来機種（FL-610／611）より60mm減を実現。

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