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テクニカルレポート
2023.04.04
第15回 オートモーティブ ワールド
メカトロニクス 編集部

■車載センサ/アクチュエータ制御に最適

 ラピステクノロジー(株)は、車載センサ/アクチュエータ制御に最適な32bit車載マイコン『ML63Q8000グループ』の展示を行っていた。

同製品は、煩雑なソフトウエア制御が不要で、高精度センシングが可能。ソフトウエア制御なしでペリフェラルの連係動作が可能な独自のシーケンサを搭載している。連係動作が可能なペリフェラルは、ADC、DAC、アナログコンパレータ、タイマ(PWM)、RTC、外部割込み、DMAC、外部制御出力(GPO)。

32bit車載マイコン『ML63Q8000グループ』

 

■主にアルミダイカスト製品や樹脂成型品などの生産技術部門/工場部門での現場作業を重視

 島津産機システムズ(株)は、主にアルミダイカスト製品や樹脂成型品などの生産技術部門/工場部門での現場作業を重視したX線透視装置『312Mシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、自動車や二輪車などの検査に威力を発揮する。また、ワークに適したX線装置および検出器サイズを選択することができ、 樹脂材料をはじめ異種複合材や軽金属材料、高密度材料などの様々な用途で使用することができる。

X線透視装置『312Mシリーズ』

 

■3mの離れた場所からピンポイントで検出

 パナソニック インダストリー(株)は、3mの離れた場所からピンポイントで検出が可能なレーザ測距センサ『HG-F1シリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、軽さと強度を兼ね備えたアルミダイカストケースにTOFセンサモジュールを内蔵し、コンパクトながら堅牢ボディと長距離検出を実現。また、本体に7セグメント表示のディスプレイを搭載し、mm単位の数値でしきい値設定が可能。複数台使用時、従来のボリウム設定ではそれぞれのセンサで現物合わせが必要だったが、同製品では1台目のセンサで設定した距離(数値)を利用して、2台目以降はその距離を目安に設定できる。

レーザ測距センサ『HG-F1シリーズ』

 

■大容量電源を手軽に持ち運び

 倉敷紡績(株)は、大容量電源を手軽に持ち運びできるポータブル蓄電池『Tameru Lab.』の展示を行っていた。

同製品は、キャリーケース型で持ち運びが楽にでき、屋外での現場作業や停電時に便利。一目で分かる簡単な操作設計で、大規模災害や緊急時でも楽に使える。蓄電容量3108Wh(Tameru Lab.3000N)と6216Wh(Tameru Lab.6000N)の2タイプを用意している。

ポータブル蓄電池『Tameru Lab.』

 

同展示会の次回開催は秋展として、2023年9月13日(水)〜9月15日(金)の3日間、幕張メッセにて開催される予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地