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テクニカルレポート
2023.04.04
第15回 オートモーティブ ワールド
メカトロニクス 編集部

自動運転、クルマの電子/電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される『第15回 オートモーティブ ワールド』が、1月25日(水)〜27日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。

 同展示会は、『第15回 [国際]カーエレクトロニクス技術展』、『第14回 EV・HV・FCV 技術展』、『第13回 クルマの軽量化 技術展』、『第11回 コネクティッド・カー EXPO』、『第9回 自動車部品&加工 EXPO』、『第6回 自動運転 EXPO』、『第3回 MaaS EXPO』の7展で構成されていた。

 

■空中映像をタッチすることで非接触操作が可能

 凸版印刷(株)は、空中映像をタッチすることで非接触操作が可能な空中タッチディスプレイ『La+touch』の展示を行っていた。

同製品は、非接触入力インタフェースを採用しているため、ウイルスや細菌の指への付着を防止することができ、高い公衆衛生が求められる機器に最適なディスプレイソリューション。斜め方向から覗き込んでも表示が見えず、暗証番号の入力を行うような高いセキュリティが求められる機器にも適している。濡れた手や手袋をした状態に加え、ペンなどでも認識できるため、画面に触れることなくタッチ操作が可能となる。

空中タッチディスプレイ『La+touch』

 

■一次電池を採用したメンテナンスフリーの屋外用電源BOX

 沖エンジニアリング(株)は、一次電池を採用したメンテナンスフリーの屋外用電源BOX『ALPHloT POWER』の展示を行っていた。

同製品は、(株)光アルファクス、OKIシンフォテック(株)、SAFT社の共同開発製品で、大容量塩化チオニルリチウム電池を採用することにより、小型太陽光パネルは必要なく、日の当たらない場所には設置できないといった設置場所を制限せずに使用が可能。また、設計次第で電池交換10年不要のメンテナンスフリー、電池特性に依存しない安定した出力、大容量塩化チオニルリチウム電池で小型化を実現、などの特徴がある。

屋外用電源BOX『ALPHloT POWER』

 

■車載モータや大容量バッテリーの充放電試験に最適

 (株)東陽テクニカは、車載モータや大容量バッテリーの充放電試験に最適な180/90kW大容量電力回生式・双方向直流電源システム『PSB-RACKシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、電流の印加/掃引が1台ででき、回生モータやバッテリープロテクタの充放電試験など様々な用途に対応できる。また、19インチラック1本で最大180kWのコンパクト設計と、最大95.8%の電力回生効率を実現し、省エネに貢献。安全制御機構として、漏電遮断器/ステータスランプ/非常停止釦/警報ブザー/外部接点端子/背面扉インターロックを標準装備している。

180/90kW大容量電力回生式・双方向直流電源システム『PSB-RACKシリーズ』

 

■オリジナル移動ロボットの製作が簡単に行える

 (株)ミツバは、オリジナル移動ロボットの製作が簡単に行える『移動ロボット開発キット』の展示を行っていた。

同製品は、バッテリーからロボット各部へ一元的に電源を供給するための基板と、薄型駆動システムコントローラや各種センサが接続できる拡張インタフェース基板を用意している。移動ロボットの走行&制御機能に同製品を搭載することで、製作者はロボットのオリジナル機能の開発に専念することができる。

『移動ロボット開発キット』

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地