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テクニカルレポート
2025.05.26
手軽にプラズマ処理を評価 『PLAZMARK』大気圧プラズマ用マーカータイプ
(株)サクラクレパス
津村 清子、 大城 盛作

⑤まとめ

本稿では、大気圧プラズマにおけるプラズマ処理効果の評価について解説した。当社の『PLAZMARK』シリーズは、簡便かつ視覚による直感的なプラズマ診断を可能にするツールである。新たに開発した大気圧プラズマ用マーカータイプではユーザーが望む場所に自由に筆記してインジケータ面を作ることができるようになり、劇的に使い勝手が進化した。

その使用シーンは、研究開発、製造、品質管理、トラブルシューティングなど、工夫次第で様々な場面に広がると考えられる。こうしたマーカータイプの新規性や幅広い活用への可能性をご評価いただき、幸運にも、本稿の執筆を進めているタイミングで、「第37回 中小企業優秀新技術 ・ 新製品賞」(りそな中小企業振興財団 ・ 日刊工業新聞社主催)にて優良賞を受賞、さらに「第75回 工業技術賞」(大阪工研協会主催)を受賞する運びとなった。

『PLAZMARK』が、大気圧プラズマに限らず様々な産業に応用が進むプラズマ技術の普及と発展に役立つことを願っている。

 

<参考文献>

1)サクラクレパス:『PLAZMARK』パンフレットver.7.1J、

(2024.12)

2)サクラクレパス:プラズマインジケータ『PLAZMARK』

ホームページ、https://plazmark.craypas.co.jp/

3)K.BRASH:K.BRASHホームページ『ダインペン』

https://www.kbrasch.co.jp/products_search/category

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4)釆山和弘:「プラズマ処理効果の可視化ツール」、計測技術、

第44巻、pp. 13-17、(2016)

5)澤木敏浩:「プラズマインジケータ『PLAZMARK』のご紹介」、

真空ジャーナル、175号、(2021.1)

6)玉木万美子、津村清子、大城盛作、釆山和弘:表面技術協会

第149回 講演大会要旨集、05B-08、(2024)

7)津村清子、玉木万美子、大城盛作、釆山和弘:日本接着学会

第62回 年次大会要旨集、P58B、(2024)

会社名
(株)サクラクレパス
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