3-16.リコーテクニカルレポート<リコー>
年間の研究開発の成果をまとめ、ウエブサイトでの公開を基本とし、図書館等で製本したものを継続保管するところにはオンデマンド印刷を提供している。
発行年度別、搭載製品別、適用分野別、技術分野別にリストされているため閲覧には便利である。
https://jp.ricoh.com/technology/techreport/
17.テクニカルレポート<富士ゼロックス>
富士ゼロックスが継続して行っている研究・開発活動の成果や商品技術を紹介する技術レポート『富士ゼロックステクニカルレポート』で、年1回 発行している。
https://www.fujixerox.co.jp/company/technical/tr
18.マツダ技報<マツダ>
マツダにおける研究開発の成果をウェブサイトで閲覧ができ、ダウンロードもできる(図7)。
https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/gihou/
なお、他の自動車メーカーでは、日産技報、いすゞ技報、日野技報などがあるが、ウエブサイトでは閲覧することができない。
図7 マツダ技報
19.デンソーテンテクニカルレビュー<デンソーテン>
『デンソーテンテクニカルレビュー』は技術および製品を紹介することにより、理解と信頼を得るとともに、技術者の技術創造活動を促進し、併せてデンソーテングループ従業員の新技術にチャレンジする意欲向上を図るために刊行している(図8)。
1920年に創立した川西機械製作所を源流に、神戸工業(株)・富士通(株)・富士通テン(株)を経て、2017年には資本構成変更により、(株)デンソーテンとなった 7)。
富士通テン時代に『富士通テン技報』を1983年11月に創刊しており、バックナンバーとして閲覧することができる 8)。
7)https://www.denso-ten.com/jp/gihou/Vol01-09.html
8)https://www.denso-ten.com/jp/gihou/01_09.html
図8 デンソーテンテクニカルレビュー 富士通テン技報
20.デンソーテクニカルレビュー<デンソー>
デンソーの電装技術会創立40周年を機に、新しい技術論文誌『デンソーテクニカルレビュー』を1996年10月に創刊され、デンソーの最新技術を紹介する技術論文誌で、年1回発行している。
もともと電送技術会の機関誌として『電装技術会会報(Journal of Nippondenso Engineering Society)』と『技術会だより』の2誌があり、主として社内の技術者の意識向上、新技術の普及を図るために、また、業界に誇り得る基礎的研究結果を発表する場として活用されていたものが発展したものである。
https://www.denso.com/jp/ja/innovation/technology/dtr/
21.フジクラ技報<フジクラ>
『フジクラ技報』は1950年1月に『藤倉電線技報』として創刊され、1985年に創業100周年を迎え新社章制定に伴い『フジクラ技報』に変更となった。
論文の紹介のみならず技術トピックスと新製品を紹介する技術情報誌である。
http://www.fujikura.co.jp/rd/gihou/backnumber/index.html
22.SEIテクニカルレビュー<住友電工>
住友電工グループの技術内容を解説した技術論文誌で、年2回 (1月、7月)発行している。
https://sei.co.jp/technology/tr/
23.東陽テクニカルマガジン<東陽テクニカ>
情報発信ツールとして2011年7月に創刊した定期刊行技術情報誌である。
https://www.toyo.co.jp/webmagazine/
24.テクニカルレポート<日立化成>
研究開発成果をレポートにて発表するために1983年7月に創刊された(図9)。
http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/report/index.html
図9 日立化成テクニカルレポート(1983年)
25.Risho News<利昌工業>
1958年に『リショーニュース』が創刊され、1974年まで発行されていた。
その後一時中断していたものの14年後の1988年に復刊し、現在に至っている季刊広報誌である。購読を希望する方は以下のサイトで申し込める。
http://www.risho.co.jp/form/subscribe.htm
26.ハリマクオータリー、テクノロジーレポート<ハリマ化成>
1972年に『播磨技術ニュース』を創刊し、現在は広報誌『HARIMA Quarterly』として受け継がれていて、「次代への羅針盤」、「伝説のテクノロジー」、「One Hour Interview」などのコーナーがあって情報発信をしている 9)。
さらに松ヤニを基幹技術としての乳化分散、界面制御、機能性樹脂・高分子の設計、接合といった多くのコア技術に関してテクノロジーレポートで紹介している 10)。
10)https://www.harima.co.jp/randd/technology_report/
27.JCUテクニカルレポート<JCU>
『ユージライトニュース』として創刊され、2008年に会社名がJCUに変更に伴い、『JCUテクニカルレポート』の名前で、めっき技術に関して年2回発行されている。
https://www.jcu-i.com/technical/
28.トップテクノフォーカス<奥野製薬>
1988年4月に創刊されためっき技術に関する業界をリードする新技術確立と地球環境への配慮をテーマにその技術紹介を目的にした情報誌として、表面処理部門および無機材料部門共有の『トップテクノフォーカス』として発行している。
https://www.okuno.co.jp/about/technofocus/top_techno_new.html
29.from Z<図研>
図研は、製造業の顧客が新しいアイディアやテクノロジーを価値ある製品として実現するための「つくる力」を、様々なIT技術やサービスを通じて提供しており、顧客向けに発行している情報誌に『from Z』があり、2008年に創刊され、ホームページでバックナンバーを読むことができる 11)。
また、2007年には「Club Z」を創設して技術情報コラムのコーナーもあり、有用な情報が得られる 12)。
11)https://www.zuken.co.jp/company/archive.php#anc03
12)https://www.zuken.co.jp/club_Z/zz/category/tech-column
30.JPCA NEWS<日本電子回路工業会>
会員に配布している工業会誌『JPCA NEWS』であり、会員であれば事前登録すればホームページで読むこともできる(図10) 13)。
なお登録には、【新規ユーザー登録】のサイトから手続きをする必要がある 14)。
14)http://jpca.jp/jpca-members/login/
図10 JPCA NEWS
4. 業界新聞/業界誌
1. 電子デバイス産業新聞
国内唯一の電子デバイス業界専門紙で、1991年から『半導体産業新聞』の名前で発刊し、2015年1月から題号を変更して今に至っている(図11)。
半導体、一般電子部品、フラットパネルディスプレー、プリント配線板、太陽電池、2次電池、各種製造装置や電子材料など幅広くカバーしている業界新聞である。
電子デバイスという視点から自動車や医療、ロボット、FA、航空・宇宙といった産業分野の動向も詳細に報道・分析している 15)。
見本誌を希望する場合には専用のサイトから申し込めば良い 16)。
15)https://www.sangyo-times.jp/scn/
16)https://www.sangyo-times.jp/ssl/mihonshi.aspx?ID=1
図11 電子デバイス産業新聞
2.プリント回路ジャーナル
1965年に発刊されたプリント配線板業界の老舗の業界誌で、2015年に創刊50周年を迎えている(図12)。
希望する場合には下記のサイトから申し込めば見本誌の入手が可能。
http://www.pcjcorp.jp/index2f.html
図12 プリント回路ジャーナル
3.創省畜エネルギー時報
エネルギージャーナル社が月2回発行している(●図13)。姉妹版に週刊「エネルギーと環境」もある。
17)http://www.enekan.net/pv_plus/index.htm
18)http://www.enekan.net/cgi/thisweek.htm
図13 創省畜エネルギー時報
5. おわりに
以上、企業が発行している「技術情報誌」と「業界新聞/業界誌」に関して紹介した。
特集で実装関係について紹介される場合もあり、貴重な情報源でもある。定期的にウェブサイトでアクセスして情報入手して広く活用していただければと思う。
- 会社名
- 特定非営利活動法人 日本環境技術推進機構 横浜支部
- 所在地
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