図14 新製品 インラインタイプ『Hyper3110F1C1』
新製品情報
卓上形のはんだ付けロボット(図14)に新しいバージョンの新製品インライン用ステーションマシン『Hyper3110F1C1』を今年の4月に販売開始した。
『アクエリアス』2012年モデルのコンセプトは、量産対応でヘッド側に精密エアサスペンション機能 Fit(F1)と従来の簡易クリーニングでない専用刃具でノズル内面及び端面を清掃するオートクリーニング(C1)を搭載、オープンネットワークを採用した拡張性重視設計となっている。
精密エアサスペンションFITは基板への負荷が4?10Nに調整でき、従来のワークステージに搭載したスプリング式でない低摩擦空気圧精密制御により、負荷ストロークの変化にも一定の押付力で負荷をかけることができる。
インライン用ステーションマシン『Hyper3110 F1C1』(図15)を並べれば量産ラインを構築することができる。ブランド名は『オーケストラシステム』(図16)で、1号機が年内に車載部品メーカに納入され、2013年から本格的に販売開始する。
図15 卓上タイプ『Hyper1110FC』
図16 オーケストラシステム
ノズル内の清掃もインラインで生産中に清掃するC1というオートクリーニングのみならずオフラインでノズル全体をオートクリーンニングする『よみがえり君』(図17)も昨年末に発売し好評を博している。不良『0』達成にはノズルの清掃が欠かせない。ヒュームの発生具合を鑑みながら、生産中のクリーニングやオフラインでの清掃等のインターバルをプログラム化した品質維持管理プログラム(図18)の導入をおすすめしている。
図17 ノズルオートクリーニング『よみがえり君』Turbo
図18 品質維持管理プログラム
今後の取り組み
今後は以下のような点に取り組んでいきたいと考えている。
1.パワーアップ化 熱引きの大きいパワーデバイスへのはんだ付けが増えている。現状のような尖がったはんだ付けでなく、400℃以下でドーンと熱量を加えられるヒータユニットやノズルの材質、はんだフラックスの選定を含め開発中である。
2.はんだ付け条件のデータベース化によるシュミレーション 数百種類に及ぶはんだ付け評価をしてきた。このデータベースを利用し、基板設計やはんだ付け条件出し、ノズル形状等のシュミレーション化を構想中である。 現状で月に10数件の評価依頼がある。『アクエリアス』でしかできないはんだ付け用評価サンプルをお待ちしている。
- 会社名
- (株)PARAT
- 所在地
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