■より多彩な計測を追求できる

菱高精機（株）は、「誰でもどこでも簡単に工具測定を」目指し開発した『MSR-100』に、さらに追加された各種機能によって、より多彩な計測を追求できる画像工具測定器『MSR-100RX』の展示を行っていた。

同製品は、旋回可能角度を拡大し、さらに違った目線からの計測が可能になり、旋回角度はデジタル表示される。また、1000万画素のカメラを採用し、撮像範囲を広げると共に高精細な撮像が可能になった。さらに、PCを標準で付属し、モニタと一体で装置本体に組み付けることで省スペース化を図っている。シンプルで自由な測定を実現する。

 

■タンクの底に溜まったスラッジを楽に吸引

育良精機（株）は、タンクの底に溜まったスラッジを楽に吸引できるスラッジバキュームクリーナ『ISK-SVC4LM』の展示を行っていた。

同製品は、自動盤のタンク内に溜まったスラッジを掃除機のように簡単に清掃ができ、作業者の負担軽減に貢献する。旋盤や給材機が多く並ぶ通路でも、取り回しやすいコンパクトサイズを実現。キャスター付きなので、工場内の移動も楽にでき、省スペースで作業性がアップする。電源不要のエア駆動式で、消耗フィルタも不使用。

 

■AI制御によりホーニング完了まで自動調整

（株）サイバーRCは、AI制御によりホーニング完了まで自動調整できる自動工具ホーニング機『GH5』の展示を行っていた。

同製品は、画像処理と圧力検知ユニット、AIによる自動補正システムを搭載し、オペレータは精密な工具ホーニングを簡単な入力だけで自動加工することが可能。Xシンニングドリル、Rシンニングドリル、波刃形状ドリルなど、どんな形状でも非接触測定で即時対応が可能。プログラムレスの簡単設定により、全自動で指定精度に完成できる。

 

■ものづくりにおける「測定」のデジタル化と蓄積データ分析結果を生産現場にフィードバック

（株）テクロックは、ものづくりにおける「測定」のデジタル化と蓄積データ分析結果を生産現場にフィードバックすることで、製品／部品のQCD（Quality, Cost, Delivery）の飛躍的向上が実現できる、『測定DX（デジタルトランスフォーメーション）』の提案を行っていた。

「測定」のデジタル化では、ペーパレス化はもちろんのこと、工数削減やデータ蓄積が実現できる。蓄積データの分析／活用においては、「見える化」だけでなく、検索の高速化やSPC（統計）分析をもとにAIも活用することで、生産現場へのフィードバックを実行できる。

 

同展示会の次回開催は、2025年秋を予定している。

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