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テクニカルレポート
2019.06.21
スマートエネルギーWeek 2019

 

 インリー・グリーンエナジージャパン(株)では、太陽光とEVを組み合わせた「セミオフグリッドハウス」に関する展示を行っていた。

 これは、ソーラーシステムで作った電気を使い、余ったらEVに蓄電し、さらには売電もできるというもの。

 PVから太陽光発電システム用パワーコンディショナ、EV用パワーコンディショナ『V2H』に蓄電し、通常時は太陽光発電システム用パワコンからスマート分電盤を通じて電化製品に配電するが、PV不足時や夜間などは『V2H』で蓄えた電力を使用する。

 このシステムは停電や災害時でも普段通りに生活することができる、というもので、多くの来場者の注目を集めていた。

「セミオフグリッドハウス」に関する展示

 

 デルタ電子(株)は、住宅/低圧産業用パワーコンディショナの新製品を展示していた。

 住宅用の『H4J_220』は、4kW 2回路、定格力率:0.95、最大入力電圧:450Vdc、定格変換効率:96.5%。キャビネット左隅に本体背面からケーブルを引き込めるよう開口部を設けており、太陽電池や宅内分電盤からの配線を壁内隠蔽すればすっきりとした外観を実現する。

 また大きく開く前面開閉扉を採用しており、ビスやドライバが不要。

 さらにぴったりと閉まる「ドローラッチロック」機能を取り入れているなど多くの特徴を有している。

住宅/低圧産業用パワーコンディショナ『H4J_220』

 


 VSUN JAPAN(株)では、ベトナム製で高品質なトライアングルリボン仕様の高出力ハーフカットモジュール『VSUN360-M-P01』を紹介していた。

 同製品は、高効率単結晶PERCセルで、最高変換効率:20.34%、最高電力出力:360W。

 バスバーに特殊リボンを採用し、美しい外観でありながら高出力で、セル背面には柔軟なリボンでシームレス接続を実現。

 ハーフセル低抵抗特性により発電損耗を抑え、より高い出力を発揮し、低照度条件下でも優れた性能を実現する。

高出力ハーフカットモジュール『VSUN360-M-P01』

 

 トリナ・ソーラー・ジャパン(株)では、より高い出力を可能にするビッグサイズセルを採用した400W+の新しいハーフセルモジュールのシリーズを紹介していた。

 『TSM-DE15M(?)』は、フレーム付き144ハーフセルの単結晶モジュールで、MBB技術を組み合わせて、最大出力で400W以上を実現。

 高出力と1500Vシステム電圧により、BOS(周辺機器)コストを削減する。

 高効率をもたらすハーフセルを採用することで電力損失を低減し、出力が向上。

 低い温度係数により、高温動作時でもより高い発電量。最大変換効率は19.9%、出力許容公差は0?5Wとなっている。

400W+の新しいハーフセルモジュール

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
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