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■今後の展開についてお聞かせください
山田 : まずは、現状では輸入商社としての事業がメインになっていますが、オリジナルの自社製品についても売上げ比率を上げていきたいと考えています。そのための取り組みとして、自社製品であるカーボンPEEK継ぎ手『アントロック』の形状が違うバージョンや、シリーズとしてカップリングとバルブの開発などを進めています(写真5)。
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写真5 カーボンPEEK継ぎ手『アントロック』
このように、自社製品のラインアップについて、国内外にないような材質を使った製品をどんどん増やしていこうと思っています。ここ3年位続いているコロナ禍で、海外製品だけの展開では納期など非常にリスクが伴うことを実感したのが大きな要因となっています。ただ、海外製品も非常に優れたものが多くありますので、今までと同様に海外製品も展開しながら自社製品を増やすことにより、当社のメーカー色をより強く出していければという思いがあります。
それから、人材面で営業部門の強化を図っていきたいと考えています。コロナ禍の状況になってからは、現状の体制では既存のお客様の対応に追われ、新規開拓などはほとんどできていませんでした。そのため、営業のメンバーを増やして、新しく提案できる体制を整えていきます。即戦力の中途採用に加え、新卒採用も予定しています。
ただ、当社の業態はちょっと特殊なところがあるため、営業経験がある方でも、すぐに従来の営業メンバーと同じようにはできないと思うので、まずは社内でOJTなどを実施して学習する時間をつくっていければと考えています。
あとは、社内で使用している当社で開発した受発注システムを外販していきたいと考えています。これは、コロナ禍になる前に私が中心となって進めていたプロジェクト的なものです。コロナ禍になって少し止まっていましたが、再開したいと思っており、当社と同じような小規模で海外から輸入している商社的な会社をターゲットに、導入しやすい価格設定を考えています。
ただ、人力で販売していきたいとは考えておらず、インターネットを利用した展開で、人手をあまり使わずスマートに販売していく予定です。また、実際に販売することになれば当社だけでなく、開発に協力していただいたパートナーのIT企業と共同で展開することになると思います。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
- 会社名
- サンワ・エンタープライズ株式会社
- 所在地
- さいたま市浦和区
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