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スペシャルインタビュー
2022.06.27
独自の真空吸着技術を活かした垂直壁面走行ロボット
〜空気が抜けるような凹凸面を対象にしたビジネスモデル〜
ステラ技研株式会社
代表取締役社長 林 健治 氏

■「さがみはらロボットビジネス協議会」について、もう少し概要や取り組みなどお聞かせください

 

: 「さがみはらロボットビジネス協議会」は、ロボットをテーマとしたビジネスの推進を多面的に支援するため、相模原市が2014年に設立しています。事務局は相模原商工会議所が担当し、相模原市内の企業、大学等研究機関、金融機関、行政や支援機関で構成され、ロボットビジネス推進のための地域のプラットフォーム的な役割を担い、ロボット産業の振興や起業のビジネス支援に取り組んでいます。

相模原市は、元々軍事都市だったのですが、それが基礎となって確かな技術をもつ企業が多く集積する地域となり、全国有数の内陸工業都市へと発展していきました。最近では、東京都心や横浜など幅広い圏域との充実した交通網も整備され、さらに大手企業の基幹工場や研究施設なども数多く立地するなど、首都圏の経済を支える生産/研究拠点として着実な発展を続けている状況です。

主な活動としては、共同出展などによる主要展示会への出展支援や相模原市内に拠点を置く中小企業の技術PRのためのガイドブックを作成し、市内中小企業の魅力を発信しています。また最近では、会員同士の意見交換の場としてミーティングやコンソーシアムなども行われ、企業間の連携などを通じて、新たなビジネスチャンスに繋げられるようなきっかけづくりに力を入れているようです。

 

■御社の今後の展開についてお聞かせください。

 

: 当社もロボット関連に携るようになって15年ほど経ちますが、色々な面でようやくロボット市場においてもビジネスを展開できるような環境が整えられたように感じています。ここからは、当社としてもお客様のニーズをいち早くリサーチし、社会に貢献できるような製品を世に出していけるように取り組んでいきたいと考えています。

そのためには、私自身もさらなる技術の向上が必要になってきますので、「さがみはらロボットビジネス協議会」で行われるミーティングやコンソーシアムも上手く利用させてもらいながら、レベルアップに努めていきたいと思っています。

また、現在主力となっている『タコパッドⅢ』や『ゴンドラ揺れ止め装置』についても、実際に使って頂いているお客様の声を反映しながらブラッシュアップを図っていきます。これは、使われる環境においても色々と変ってきますので、お客様のニーズをしっかり把握して製品に活かしていきたいと思っています。

それが技術の向上にも繋がってきますし、新たなビジネスチャンスに発展していくと期待しています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

 

会社名
ステラ技研株式会社
所在地
相模原市緑区