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スペシャルインタビュー
2023.07.15
独自の印刷技術を活かし機能性に優れた紙の可能性を追求
〜様々なビジネスをサポートする包装材料を提供〜
森紙器株式会社
代表取締役 森 勇一 氏

■御社が現在提供されている製品についても、いくつかご紹介くさだい

 

: まずは、先程も少しお話した食品分野をターゲットにした製品を紹介します。この製品は、『SS bag』(エスエスバッグ)と呼ばれるもので、独自の製法によって開発された耐水/耐油性に優れた紙製容器になります(写真2)。

写真2 『SS bag』のカタログ

 

主に、和食/洋食/中華の食器類、デザートなどのテイクアウト容器として、またフラワーディスプレイ用としても幅広く活用されています。種類/形状のバリエーションを豊富にラインアップしており、オリジナル容器も簡単につくることができます。

次に、段ボール製の演台を紹介します(写真3)。演台は、重くて収納場所に悩むイメージをもたれていますが、この製品は段ボール製のため、軽くて持ち運びが簡単にできます。その上、組み立て式なのでコンパクトに収納できるほか、出張時にも自社のロゴなどが入った演台でプレゼンを行うこともできます。

写真3 『段ボール製演台』

 

段ボール製ですが、強度もしっかりとしており、演台として通常使用する分にはまったく問題ありません。

次は、工場や倉庫などで使用が可能な『段ボールパレット』を紹介します(写真4)。この製品は、これまでの木や樹脂のパレットと異なり、重みが掛かるとパレット自体がクッションになり、商品を傷つけずに運搬することが可能な緩衝材になります。サイズもニーズに合わせた設計が可能です。

写真4 『段ボールパレット』

 

最後は、段ボール素材でできたAED収納ボックスを紹介します(写真5)。この製品は、表面はラミネート加工されているため、汚れても拭き取るだけでOKです。段ボール素材により、最大で3.2Kgと軽量で持ち運びやすく、値段もリーズナブルになっています。

写真5 『段ボール製AED収納ボックス』

 

救急救命の必要性の高まりから、当社でもAEDを設置することになり、AED本体に加え、AED収納ケースを購入しようとしたところ、かなり高額であることがわかりました。あまりに高いコストだったので、もっと簡単に廉価の製品はないかと考えた結果、自社の得意分野を応用して、段ボールで作成することに決めたのが、この製品を開発するきっかけになっています。

また、この『段ボール製AED収納ボックス』と『段ボール製演台』は、草加市が支援する「草加モノづくりブランド」に認定されています。

 

 

会社名
森紙器株式会社
所在地
埼玉県草加市