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スペシャルインタビュー
2022.01.15
低コストで耐久性に優れた気象観測機器
〜光学/電子工学/機械工学技術を駆使した製品開発〜
株式会社プリード
代表取締役 笹本 和敏 氏

■現状の課題についてお聞かせ下さい

 

笹本:一番の課題は品質管理だと思います。事業展開を拡げていくと、品質管理やユーザーに対してのアフターフォローなどが疎かになってしまうおそれがあるので、ここが一番重要だと考えています。

特に当社の取り扱い製品は、屋外に設置するタイプのものばかりなので、耐久性に優れ、設置する場所の様々な気候に対応できるような仕様にしておかなければなりません。また、メンテナンスに関しても当社だけではフォローしきれない地域もありますので、私と同じく独立して起業した友人の会社などに協力してもらい、日本全国をカバーするようにしています。

それから、社員教育も重要な課題の一つと考えています。毎週月曜日には、社員教育の一環として全社員を集め、全体会議を行っています。内容としては、今週の行動予定やメンテナンスに役立つ新製品などの勉強会が中心となります。勉強会は、以前新入社員だけを集めて行っていましたが、私自身なかなか時間が取れないという事情から、全体会議の中で行うようになりました。

当社の取り扱い製品は種類が多いため、社歴の浅い社員でなくてもなかなか覚えられなかったり、理解できないところなどもあるので、そのような場合は、社員同士などで教え合うようにしています。さらに、製品のクレームなどが発生した場合なども、クレームの内容報告と解決が難しい案件に関しては、勉強会の中で問題を解決していくようにしています。

 

■今後の展開についてお聞かせ下さい

 

笹本:今後の展開としては、まず輸入製品の販売に力を入れていきます。当社で取り扱う製品に関して、すべて自社ブランドで対応するというのは現状難しいと思いますし、製品的にもまだまだ輸入製品に追いつけない部分というのもあります。当社の製品でカバーできない部分を、海外の輸入製品でカバーしていくという流れを確立していきたいと考えています。

また、逆に当社の製品を海外で展開するという動きにも力を入れていきます。現状では、当社が販売代理店になっているオランダの会社に、当社製品の販売代理店になってもらい、ヨーロッパやアメリカなどに販売を行い、自社からは直接インド、韓国、東南アジアに販売しています。特にインドではこれからの販売拡大が期待されます。

分野的には、今後も注目されていくであろう新エネルギー分野をはじめ、光に関する幅広い分野をターゲットに、当社のもつ光学/電子工学/機械工学技術を駆使した気象観測機器で事業展開していきたいと考えています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

会社名
株式会社プリード
所在地
東京都福生市

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