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スペシャルインタビュー
2022.01.15
チタンを使った加工技術で幅広い分野に展開
〜軽く、強く、耐食性に優れた環境にやさしいエコロジー金属〜
株式会社東京チタニウム
代表取締役社長 小澤 日出行 氏

■御社の製品についてお聞かせ下さい

写真1 『マイクロ熱交換器』

 

小澤:当社の取り扱い製品は、チタン素材からチタンを加工した熱交換器/ヒータ/電極・ターゲット/チタンバスケット、チタン・アルマイト用引掛治具/配管・継ぎ手類/ボルト・ナット類/民生品など、チタンを加工した幅広い製品ラインアップを取り揃えています。
最近開発した製品では、『マイクロ熱交換器』という製品があります(写真1、2)。この製品は、特別設計の極薄チタン0.3mm薄肉素材を当社独自技術により、微細な内径2mmチューブに加工し、高効率化を実現しました。水/水設計における問題点は、大径パイプによる流体の層流化が境膜係数の低下を招いていました。小径極薄チューブを使用することで、層流部分の低熱伝導部分の削減に成功し、K値(総括伝熱係数)=4000w/m2・k以上を達成しました。また、ロウ材を一切使用せずチタン材をTIG溶接にて製造することで、純水に対するイオン化を極力抑えた熱交換器として使用することが可能です。

写真2 『マイクロ熱交換器』のラインアップ

 

主に、半導体関連をはじめ精密な熱管理を必要とする理化学分野を中心に展開している製品です。
それから、排気熱回収に優れ、あらゆる環境に対応する『エコ・マイクロ熱交換器』という製品も用意しています(写真3、4)。この製品は、2009年度からスタートした、大気への高温排気を将来に渡り規制する改訂省エネ法対策に適しており、熱交換を促進することで省エネプランを推進します。従来のステンレス製熱交換器では、排気ガス成分により腐食があるために使用できない環境や温度が多くありましたが、『エコ・マイクロ熱交換器』はこのような難しかった排回収環境に対応し、あらゆるシーンを解決します。

写真3 『エコ・マイクロ熱交換器』

写真4 『エコ・マイクロ熱交換器』のしくみ

 

従来のφ6mm以上の大口径チューブ、板厚2mmの材料を使用した場合、伝熱性能が低下し熱交換器の大型化によるサイズ/重量/輸送費/基礎工事費などが増大していましたが、当社独自の最新技術により、内径φ2.0mm、板厚0.3mmのマイクロチューブを開発することで高効率化を実現しました。排ガス環境で、1次伝熱面を圧倒的に増大することにより、従来にない性能/コンパクト化を可能にしています。また、加工が難しいチタン/各種レアメタルをマイクロチューブ設計に適応することが実現でき、排ガス成分であるNoXやSoX、多くの化学物質混入によるガス冷却も対応が可能になります。
主に、熱処理炉やボイラといった熱源からの排気熱回収に適した製品といえます。
その他の製品ラインアップについても、幅広い分野でご利用いただいております。

会社名
株式会社東京チタニウム
所在地
埼玉県岩槻市

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