ビジネスコミュニケーションを加速する
BtoB ニュース専門サイト | ビジコムポスト

スペシャルインタビュー
2022.01.15
タッチパネルに特化した垂直統合式の事業を目指す
〜川上から川下までの製品ラインアップで事業展開〜
株式会社タッチパネル研究所
代表取締役 三谷 雄二 氏

■現状の課題と今後の展開についてお聞かせ下さい

 

三谷:やはりモニタ事業部の確立が最重要課題となっています。WEBを利用した通販サイトの立ち上げや、最近ようやくこの本社ビルの近くに工場を構え、製品のストックを置くスペースを確保できましたので、販売強化につなげていけると考えています。売り上げ的にももう少しのところまで来ているので、近いうちには部品事業部や材料事業部と同様に当社の柱になってくるでしょう。その後は、ソフトウエアなどを含めたシステム事業部の構築を進めていきたいと考えています。
それから、テーブルコンピュータ分野にも参入したいと考えています。製品自体もまだほとんど発表されておらず、他社で一昨年に発売した製品でも1台100万円を越える高価なものになっています。ニーズはあると思いますが高価ということもあり、まだ市場が出来ていない状況です。
当社としては、何とか1/4以下の価格に抑えた製品づくりをすることで、市場が誕生していくと考えています。例えば、ファミリーレストランなどで使用するテーブルです。メニューはもちろんテーブルから呼び出して注文し、注文後は料理などが出てくるまでゲームなども行え、またテーブルですから水などをこぼしても大丈夫といった製品をイメージしています。
ただ、今までの抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルではこのようなことは出来ません。現状発売されている高価なテーブルコンピュータは、テーブルの下から赤外線カメラで指の動きを見る赤外線カメラ方式を採用しています。当社としては、赤外線カメラ方式とは異なる新たな方式の開発を進め、低価格で普及型の製品開発を目指していきます。
このテーブルコンピュータの開発が、モニタ事業部の今後の事業展開となり、システム事業部立ち上げの礎になっていくと考えています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

会社名
株式会社タッチパネル研究所
所在地
東京都八王子市