『松』、『竹』、『梅』の3つを『松竹梅』と呼んで、品物を三階級に分けた際の等級に用いている。『松』が一番良いことを示し、順に『竹』、『梅』となる。松は裸子植物の代表で、竹は単子葉植物の、そして梅は双子葉植物のそれぞれ代表となっている。まさに『松竹梅』は、植物の三界が揃っているのである。
さて、今回は『松竹梅』の『松』についての話題である。
松の木は昔から身近にあり、慣れ親しんでいる木でもある。松は寒い冬にも耐え、常緑でもあることから、日本では長寿を表す縁起のよい木ともされ、庭木や盆栽に用いられる木でもある。盆栽は草木を鉢に植えて、枝ぶり、葉姿、幹の肌、根及び鉢の総称、もしくはその姿全体を鑑賞する趣味で、小さな鉢の中に壮大な自然の景色を創り出す芸術作品といわれる。この盆栽は、四季を通して、自然が織りなす美しい変化や生命の鼓動を感じることができるといった点で、海外を含めて多くの愛好家がいる。
この盆栽の元祖は『盆景』で、もともとの発祥の地は中国であった。中国では唐(618?907年)の時代から盆景が行なわれていたという。その盆景が平安時代に日本に入ってきて広まった。公家や武士の高尚な趣味として親しまれ、江戸時代に『盆栽』と呼ばれるようになった。
『盆栽』は日本独自の文化として進化し、『日本の素晴らしい伝統文化』の一つとしても評価を得るまでになり、海外では“Bonsai”として知られ、イタリアには盆栽に関する大学や美術館まで存在するまでになっている。
松の木を使った盆栽というと思い出すのが、筆者が勤務していた企業の入社式、年賀式、創立記念日などに、必ず立派な松の木の盆栽が壇上に置かれていたことである。それは見事な盆栽であった。松は、やはりなにか特別な意味を感じさせるものであるのだろう。
日本語で『松』といった場合、マツ属の中でも黒松、赤松を指すことが多く、松を名前に含む樹種には唐松など、マツ属でないものもあるという。
マツ属には約115種類の樹種があり、また、人によっては105?125の樹種があるともいう。
松の葉は針状であり、幹には堅い殻が形成される。また、松ぼっくり、もしくは松笠という球状の果実ができる。松ぼっくりの中には種があり、この種で松は繁殖することになる。子供の頃、この松ぼっくりを拾って遊んでいたのを思い出すものの、最近は松ぼっくりを見ることもない都会暮らしとなってしまっている。
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