■同一モデルを組み合わせることで容量拡張やマルチ相化に対応

　（株）エヌエフ回路設計ブロックは、プログラマブル交流電源『DP020AS』やプログラマブルAC／DC電源『KP2000AS』など、同社の各種製品の展示を行っていた。

DP020ASは、マスタにもブースタにもなるハイパフォーマンス＆フレキシブルを特徴とし、同一モデルを自在に組み合わせることで最大18kVAまで容量拡張、ケーブル接続変更なしでも三相 ／単相／単相3線の切替を一括制御。ブース内でも組み合わせ例を展示していた。KP2000ASは、幅広い分野の交流電源ニーズに応える安定出力と高効率を特徴としたモデル。

 

■GaN及びSiCデバイス測定に最適な高電圧光アイソレーションプローブ

　テレダイン・ジャパン（株）は、高い精度や信号忠実度、柔軟な接続性を備え、GaNおよびSiCデバイス測定に最適な高電圧光アイソレーションプローブ『DL-ISO』シリーズの展示を行っていた。

同シリーズは、帯域幅350MHz〜1GHz、最大差動入力範囲2500V、最大コモンモード電圧範囲±60kV、CMRR160dB、1.5％システムゲイン精度などの特徴をもち、WBGデバイスの性能評価を必要とするユーザー、WBGデバイスを使用したインバータ回路の評価・デバッグを行うユーザーをターゲットとしている。

 

■IEC 61000-4-2／ISO 10605規格に準拠した試験が可能

　（株）ノイズ研究所は、静電気試験器の『ESS-PS1』と『GT-31S（放電ガン）』の展示を行っていた。

同製品は、静電気放電現象を模擬し、電子機器の静電気放電に対する耐性を評価する試験器で、IEC 61000-4-2／ISO 10605規格に準拠した試験が可能。プリチェック機能（高圧電源出力チェック／絶縁不良チェック／放電リレー動作チェック）によって、試験器に異常がないかを試験前に確認できるので、確実かつ安心な試験を行うことができる。また、同製品はブース前に5台並べられており、見やすい操作画面の放電ガンの感触や使い心地を来場者が確かめていた。

 

■技術開発と製品提案の強化を図るために立ち上げたブランド『Welsurt』

　リンテック（株）は、同社の新しいブランド『Welsurt（ウェルサート）』製品の展示を行っていた。

同ブランドは、情報通信・エレクトロニクスやエネルギー、医療・介護など社会的課題の解決と会社の持続的成長というテーマに関する技術開発と製品提案の強化を図るために立ち上げられた新ブランド。同社ブース内には、暑さ0.6mmで高い吸熱性能を実現した『薄型軽量ペルチェモジュール』、廃熱を利用したバッテリーレス電源として応用可能な『薄型熱電発電モジュール』などが展示されていた。

 

同展示会の次回開催は、2026年7月15日（水）〜17日（金）の3日間、東京ビッグサイトにて予定されている。

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