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テクニカルレポート
2024.09.20
TECHNO-FRONTIER 2024

■自動/無人で材料の表面にあるきずを非破壊検査

 電子磁気工業(株)は、現在開発中である渦電流探傷試験装置の最新モデルの展示を行っていた。

同製品は、電磁誘導の原理を利用して、誘電性材料の表面にあるきずを検査する非破壊検査を行う装置。渦電流探傷試験は、金属材料の探傷試験のほか、材質判定、膜厚測定、形状寸法試験などに適しており、自動/無人化で高速検査できる特徴をもつことから全数検査にも最適となっている。

開発中の渦電流探傷試験装置最新モデル

 

■様々な角度からものづくり現場の課題を捉えて提案

 (株)イマジオムは、生産ラインや製造機器におけるトラブルの原因/兆候を撮影して動画ファイルに記録するシステム『TargetWacher(ターゲット・ウォッチャー)』などの展示を行っていた。

同社は、ターゲット・ウォッチャーなどのカメラシステムの他、ソフトウエア開発やハードウエア製作、仕組みづくりなど、様々な角度からものづくり現場の課題を捉え、問題を解決する提案を行っている。

『TargetWacher』は、現場の課題を解決するひとつの提案

 

■給電/配電/DC24V保護を1つのシステムで実現

 (株)イーティーエィコンポーネンツは、REXシステム専用のDC24V三相スイッチング電源『PFR12D-Power4REX』の展示を行っていた。

同製品は、給電/配電/DC24V保護を1つのシステムで実現した、高効率/コンパクト設計。動作モードを自動的に認識するため、BASE(通信機能なし)/COM(通信機能あり)、両タイプのREXシリーズで使用可能。また、電気的/機械的接続用のジャンパーやバスバーなどの追加アクセサリーが必要ないので、設置費用を節減できる。

BASE/COM、両タイプのREXシリーズで使用可能なスイッチング電源『PFR12D-Power4REX』

 

■磁束密度が約2倍のデュアルハルバッハ配列を採用

 (株)アテックは、一方向に磁界が集中するハルバッハ配列を向かい合わせて2列配置したデュアルハルバッハ配列磁石の高効率なコアレス発電機やドローンモータなどの展示を行っていた。

同製品は、同等サイズの一般的なN-S配列モータと比較して磁束密度は約2倍で、出力も約2倍。加えて、コアレスなのでコギングレス。コアレス発電機は低定格回転(300rpm)で、低速から滑らかに回転して発電を開始し、増幅機構も不要。また、発電機/モータともに低コストで軽量な射出成形の全樹脂製。

デュアルハルバッハ配列磁石のコアレス発電機(中央)やドローンモータ(右)

 

同展示会の次回開催は、リアル展が2025年7月23日(水)〜25日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。2Dメタバース展は2025年7月17日(木)〜22日(火)まで開催予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地