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テクニカルレポート
2025.05.23
SMART ENERGY WEEK 春 2025

水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、洋上風力、バイオマス発電、ゼロエミッション火力などあらゆる技術が出展し、世界各国から専門家が来場する世界最大級の新エネルギー総合展『SMART ENERGY WEEK 春 2025』が、2月19日(水)〜21日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。

同イベントは、『H2 & FC EXPO』『PV EXPO』『BATTERY JAPAN』『SMART GRID EXPO』『WIND EXPO』『BIOMASS EXPO』『ZERO-E THERMAL EXPO』『BIPV WORLD』で構成。企業のGX(グリーン・トランスフォーメーション)実現のための展示会『GX経営 WEEK 春 2025』も同時開催された他、195講演のカンファレンスも行われた。

出展社数は同時開催展も含め1,492社、来場者数は3日間で68,840名となった。

■ 会期:2025年2月19日(水)〜21日(金)

■ 会場:東京ビッグサイト

■ 主催:RX Japan(株)

 

■冷却に必要なエネルギー消費を、従来の油圧式と比較して最大25%削減

 サニー・トレーディング(株)は、最高水準の安全性とパフォーマンスを実現する次世代の電動サーボ駆動型ガス圧縮システム『HASKEL Q-DRIVE』の展示を行っていた。

同製品は、「コンプレッサ」「充填&一時停止」「充填&停止」の3モードをあらかじめプログラム。高度な制御システムによってリアルタイム運転の可視性を向上させ、運転停止時間のリスクを低減する。電動サーボドライブは、従来の油圧式と比較して冷却に必要なエネルギー消費を最大25%削減。ニーズに合わせて6モデルが用意されている。

多用途で汎用性の高い電動サーボ駆動型ガス圧縮システム『HASKEL Q-DRIVE』

 

■製品展示やパネルによって、取り組みや概要を説明

 (株)チノーは、水電解評価装置を展示するだけではなく、同社の製品が社会の中でどう活用されているのかをまとめたパネル『未来のエネルギー社会』の他、製品を活用した提案などもパネルを用いて行っていた。

同社ブースでは製品やパネル展示の他、大型モニタを使ってブース内を解説するプレゼンテーションを1時間おきに行っていた。また、2月20日(木)には「チノーが提案するカーボンニュートラルソリューション」と題した出展社セミナーも開催した。

製品とパネルによる展示を行っていた同社ブース

 

■機器の展示ではなく、パネルで製品を紹介

 エンドレスハウザージャパン(株)は、製品の展示はなく、パネルによる製品の紹介を行っていた。

パネル『水素アプリケーション対応の計測機器』では、水蒸気メタン改質(SMR)で使用するラマンアナライザ、アルカリ電解槽のプロセスで使用する導電率計/電磁流量計/圧力伝送器/レベル計、水素ガスの取引用で使用する水素ガス用超音波流量計、水素30%以下混入のガス取引用で使用する天然ガス用超音波流量計が紹介されていた。

パネル『水素アプリケーション対応の計測機器』で製品紹介

 

■大流量=大量搬送が可能な大口径ゼロスピルカプラ

 日東工器(株)は、薬液搬送やプラント配管に適した液だれを低減する大口径ゼロスピルカプラ『LNZL型』の展示を行っていた。

同製品は、プラグが接続されていない状態ではカムがゴムカバーに干渉してハンドルがオープンにならない「ハンドルロック機構」、プラグをソケットに差し込むだけの「ワンタッチ接続」、ハンドルがオープンの状態では、カムとゴムカバーが干渉してゴムカバーの操作ができない「分離防止機構」を備えており、大流量=大量搬送が可能となっている。

大口径ゼロスピルカプラ『LNZL型』

 

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地