■自分の足でもう一度歩きたい、という　思いに応えるロボティックウエア

　AssistMotion（株）では、生活動作を支援するロボティックウエア『curara』を紹介していた。

同製品は、軌道制御で歩き方を教え、リズム生成器で人のリズムに同調。人とロボットがお互いにリズムを合わせて歩行を訓練する。フルセットで2.9㎏、ハーフセットで1.9㎏と軽くて扱いやすく、多様なニーズや症例に合わせて構造を変更することができる。また、解析／レポートなどのサポートも可能で、歩行解析機能やリアルタイム歩行状態表示および動作変更機能などによってご家族やスタッフへの情報提供をスムーズにする。

 

■使用する人、製造する人をいい形で手助けするようなデザインを

インダストリアルデザインの全国組織である、（公社）日本インダストリアルデザイン協会（JIDA）がブースを出展し、この中で13社が展示を行っていた。

歯科医院における口腔外サクションなどの医療機器のデザインを多く手掛けている（株）ネプチューンデザインは、ブース内で実績を紹介。

同社では、使用する人、製造する人にとってより良い製品を手助けするのがデザイナーの仕事であるという信念のもと、様々な企業の製品を開発している。医療機器でありながら、患者さんに安心感を与え、かつ洗練された印象のデザインワークが特徴となっている。また、知的財産権を活用した、クライアント社の権利を守るノウハウの提案も行っている。

 

■ひし形金網の技術を活用する技術展開から生まれた、コラボレーション品

共和鋼業（株）は、ステンレスフレームにひし形金網を組み合わせ、清潔性と機能性を有する『AMIMONO 収納ラック』を紹介していた。

ひし形金網の製造、販売を手掛ける共和鋼業が金網部分を、ラックの溶接と曲げを（株）松下工作所、デザインをきづきデザインラボが行ったコラボ製品で、自社が有する技術の新たな展開を模索するうえでつながりができたのだという。このラックは、デザイン性に優れていることはもちろん、置く物の形状とサイズに収納部にほこりがたまらず、丸洗いもできるため、衛生的に使用可能なので安心感がある。積み重ねられるので収納時に場所を取らないという点も特徴となっている。

 

■銀イオンの効果で水を殺菌

（有）野火止製作所では、銀イオンの効果で水を殺菌する銀イオン水精製装置『Ag＋レスキュー』を紹介。

くみ上げた水をボトルに入れ、装置を載せるだけで2ppm濃度の銀イオン水を5分で5ℓ、精製することができる製品で、銀イオンによって、大腸菌などの殺菌や防かびに効果を期待でき、家庭でも気軽に使用可能。万が一の災害時に、井戸水や用水路からくみ出した水を殺菌し、生活用水として使用することができる他、不特定多数の人が往来する施設の除菌水としても使用可能である。

 

同展示会の次回開催は、2024年4月17日（水）〜19日（金）の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。

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