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テクニカルレポート
2025.02.21
JIMTOF2024 (第32回 日本国際工作機械見本市)

■シリンダ内部の磁石の動きによる磁束密度の変化に比例した電圧を出力

 アサ電子工業(株)は、シリンダ内部の磁石の動きによる磁束密度の変化に比例した電圧を出力するリニアシリンダセンサ『AQC02』の展示を行っていた。

同製品は、高精度/省配線/高い応用性を特徴とし、シリンダの状態を電圧で管理できるので、ワークの正誤判定/機器の損傷判定/シリンダやパッキン交換の予兆保全/シリンダの開閉確認やワークの把握などに適している。磁気感度100mV/mTの『AQC02』の他、磁気感度65mV/mTの『AQC01』もラインアップ。

リニアシリンダセンサ『AQC02』

 

■変種変量生産システムの自動化を提案するデモ機を展示

 (株)三共製作所は、#30マシニングセンタによる変種変量生産システムの自動化を提案するデモ機『三共パレットマスター』の展示を行っていた。

同デモ機は、片持ち2軸円テーブル『RT50P(参考出展)』とライナーユニット『CS30』『CS40』からなるパレット交換システムで構成。『RT50P』は、同社独自のベアリング構造で高剛性とコンパクトを両立させた片持ち2軸テーブルを実現している。最大ワークφ500mmに対応し、パレット交換時間は15秒。

『三共パレットマスター』

 

■展示された製品に触れ、製品の操作性を体験

 スガツネ工業(株)は、各種ヒンジやステー、アームなど『MDT(モーション・デザイン・テック)』製品の他、ハンドルやキャスタなど多岐にわたる製品の展示を行っていた。

扉や蓋の操作性を向上させる『MDT』の動きは『アシストモーション』、『フリーストップモーション』、『ソフトモーション』、『クリックモーション』、『ユニークモーション』、『マルチリニアモーション』の6種類。来場者はカテゴリー別に展示された製品に触れ、それぞれの感触を確かめていた。

カテゴリー別に製品が展示されていた同社ブース

 

■ボルテックスの原理を応用し、最大温度差−75℃の低温空気を吐出

 サンワ・エンタープライズ(株)は、小型軽量で取り付け/操作が簡単な超低温空気発生器『コルダー』の展示を行っていた。

同製品は、ボルテックスの原理を応用した簡易型スポット冷却器。フロンガスや化学薬品を一切使用せず、圧縮空気をつなぐだけで最大温度差−75℃(供給圧0.7Mpa、『190-75SV』の場合)の低温空気を吐出。金属やプラスチックなどの加工工程中に発生する熱の除去において、特に硬度のある材料や粘度の高い素材に対して高い効果を発揮する。

超低温空気発生器『コルダー』

 

同イベントの次回開催は、2026年10月26日(月)〜31日(土)の6日間、東京ビッグサイトで開催される予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地