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テクニカルレポート
2024.11.19
JASIS 2024

■複数の試料が入っていても運びやすく、連続測定中にも試料の追加/交換が行いやすい

 京都電子工業(株)は、堅牢な筐体と高い位置精度をもつアクチュエータを採用した3軸駆動ロボット型の多検体チェンジャ『CHA-740』の展示を行っていた。

同製品は、複数の試料が入っていても運びやすく、連続測定中にも試料の追加/交換が行いやすい構造。24検体の『CHA-740』の他、47検体の『CHA-760』もラインアップ。また、多彩な機能をもつ電位差自動滴定装置『AT-710シリーズ』と組み合わせることで、さらに快適かつ信頼性の高い連続検査環境を実現する。

『AT-710シリーズ』(右)と組み合わせた『CHA-740』

 

■全自動化で測定者による個人誤差をなくすとともに、省力化も実現

 協和界面科学(株)は、ウエハ接触角計の全自動機『DMo-902WA』の展示を行っていた。

同製品は、最大12インチサイズウエハが測定できる円形ステージを搭載。接触角および動的接触角測定のすべての操作において、ステージのX軸方向と回転方向の駆動制御により、円形試料の全自動測定が可能。測定者による個人誤差をなくすとともに、省力化も実現した。測定位置の設定は、手動による移動とPC画面で座標入力する2つの方法がある

最大12インチサイズウエハの全自動測定が可能な『DMo-902WA』

 

■時間を要する分解/蒸留工程を必要としない、窒素/たんぱく質測定用分析装置

 ゲルハルトジャパン(株)は、燃焼法による窒素/たんぱく質測定用分析装置デュマサームの次期モデル『デュマサーム・リアライザー』の展示を行っていた。

同製品は、ケルダール法で時間を要していた分解/蒸留工程を必要とせずに迅速で安全な測定を可能とした装置。コンパクト設計も特徴のひとつで、本体とサンプラーなど複数台のユニットに分かれることなく1台の装置で構成。また、あらゆるサンプルマトリックスに対して標準で100サンプルの分析結果を提供する。

最適化されたワークフローで、強酸/強アルカリなどを使用しない『デュマサーム・リアライザー』

 

■1台で固体/粉体/液体/ペースト/ペレット/フィルムなど多彩なサンプルを色彩測定

 日本電色工業(株)は、広域白色LEDを採用して正反射光(SCI)や正反射光を除く(SCE)測定のほか、それらの同時測定もできる分光測色計/分光色彩計『SQ7700』の展示を行っていた。

同製品は、固体/粉体/液体/ペースト/ペレット/フィルムなど多彩なサンプルの色彩測定に最適な1台。測定波長は380nm〜780nm、5nm間隔出力で測定可能。画面は、5.7インチのカラー液晶表示。SDカードに保存したデータは、エクセルなどに表示することができる。

大型開放型スライド式の採用で吸収セル100mmまで設置できる分光色彩計『SQ7700』

 

同展示会の次回開催は、2025年9月3日(水)〜5日(金)の3日間、幕張メッセにて開催される予定。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地