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テクニカルレポート
2018.07.05
DesignCon / IBIS Summit 2018
エレクトロニクス実装技術特別レポート
KEI Systems

 

1. はじめに

 例年通り、今年も1月30日から2月1日までの3日間において、アメリカ、シリコンバレーのSanta Clara市のSanta Clara Convention Center(図1)で、DesignCon が開催された(図2)。

 

図1 DesignCon 2018会場 (VTAのGreate America Stationより撮影)

 

図2 プログラムブック

 

また、 最終日の翌日の2月2日には、これも例年通りIBIS Summit が開催された。今年も、この DesignCon と IBIS Summit の報告をする。

 DesignConは以前は西のシリコンバレーと東のボストンエリアで、年2回、DesignCon West と DesignCon East として開催されていたが、ずいぶん前に年に1回、シリコンバレーのSanta Clara での開催になった。

 また、発表論文も、以前はレジストレーション時に CD-ROM で渡されていたが、 最近は、ネットアドレスとパスワードが示され、各自がダウンロードするようになっ ている。 

 DesignCon では、発表が多く、他にもスポンサー企業が提供するセミナーなど、多い時には、同時に10本以上のセッションが開催される(図 3)。

 

図3 同時に10以上のセッションが開催されている

 

 このため、事前に発表資料に目を通し、どのセッションに出席するかをあらかじめ決めておかないと、関心のあるセッションを逃してしまうことも度々である。

 主催者側でも、出席者がおのおのどのセッションを受けるかの管理ができるようなスマートフォン用のアプリを出席者に配布し、便利を図っている。 

 このアプリには、発表タイトル、発表者、テーマ分野、簡単な内容紹介が、発表時間ごとにまとめられている。 

 

2. アクセスとホテル 

 例年、DesignCon の会場となっている Santa Clara Convention Center には、Hyatt Regency Santa Clara ホテルが隣接していて、DesignConの参加申し込みと同時にホテルの予約が取れるようになっている(図4)。

 

図4 ホテルのロビー(すべてDesignConの参加者)

 

 同時に、このホテルでは、DesinCon の 展示会への出展各社が、おのおの部屋を取り、特定ユーザーに対するデモや、技術打ち合わせ、商談などの業務にも使われる(図 5)。

 

図5 ずらりと並んだホテルのスイートデモ室

 

 このため、DesignCon開催中は、宿泊料も通常よりだいぶ高めに設定されている。また、道路を渡った向かいには、 Hilton Santa Clareホテルもある。

 しかし、このような高級ホテルばかりではなく、会場から少し離れたところには、ホテルやモーテルなど、数多くの宿泊施設があり、これらの多くは、日本の旅行サービスネットから、日本語で予約することもでき、予算とサービスから、自由に宿泊施設を選ぶことができる。 

 特に、Santa Clara Convention Center の前は、VTA(Valley Transportation Authority)Light Railと呼ばれる市電のような公共交通機関の駅があり、Moutain View市、San Jose市、Almlock市を結んでいる(図 6)。 

 

図6 VTA Light Rail 路線図

 

 このVTA Light Railを使うことにより、 VTA 沿線のホテルはどこに泊まっても、レ ンタカーやタクシーを使わずに、非常に簡単にDesignCon会場にアクセスすることができる。
 また、このVTA Light RailはAir Port 駅では、San Jose空港の無料シャトルバスと接続しており、MountainView駅で は、San Fransisco 空港からのカルトレイン(Caltrain)と呼ばれる通勤列車と接続している(図7)。

 

図7 Cal Train

 さらに、このVTA Light Railは、 San Jose の日本人街に近い駅や、沿線にレストランも多く、レンタカーと違い安心してレストランで飲酒もできるので、非常に便利な交通システムである。 

 

会社名
KEI Systems
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