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テクニカルレポート
2024.12.19
CEATEC 2024

■図面や関連情報をデータ化して活用し、製造業のDXを支援

 キャディ(株)は、独自の画像解析アルゴリズムを搭載した図面データ活用クラウドサービス『CADDi Drawer』の提案を行っていた。

同サービスは、形状の特徴から類似図面を登録図全体から検索する類似図面検索、登録した図面内の部品名/材質/サプライヤなどテキスト情報をデータ化して検索可能にする図面自動解析、発注実績データをCVSなどで一括登録すると図面の属性値をキーとして図面と自動紐付けを行う機能など、図面データ活用で製造業のDXを支援する。

図面データ活用クラウドサービス『CADDi Drawer』の画面

 

■未来感のあるスマート洗面化粧台を多くの来場者が体験

 コーデンシ(株)は、各種センサを活用した『スマート洗面化粧台』のコンセプト展示を行っていた。

同製品は、顔認証カメラが鏡の前に立った人物を特定して専用の歯ブラシを出したり、非接触センサで照明のオンオフや明るさ調整などができる他、時間や天気予報などの情報を鏡面に映し出すこともでき、多くの来場者が未来感のある同製品を体験していた。また、何もない空間に映像を投影し、その映像が目印となって機器を非接触で操作できる空間入力モジュールなどの展示も行われていた。

来場者の人気を集めていた『スマート洗面化粧台』

 

■多品種少量生産に適した小型半導体製造システムによる実演デモ

 一般社団法人ミニマルファブ推進機構は、メガファブの対極といえる小型半導体製造システムによるリソグラフィのデモを行っていた。

同機構ブースのコンセプトは「“Fab” it yourself! 欲しいデバイスを自在に創る時代がやってきた」。LEDパネルで出展企業の技術/要素技術機器/サービス、ミニマルファブ、半導体人材育成などの紹介、リソグラフィや自動搬送など展示した装置による実演デモ、YouTuberによるトークショーなどが行われた。

リソグラフィをはじめとしたさまざまな実演デモが行われたミニマルファブ推進機構ブース

 

■短期間で展開可能なオールインワンのコンテナ型データセンタ

 デルタ電子(株)は、どこにでも設置可能でシステム容量の拡張性を備えた『20フィートコンテナ型オールインワンデータセンターソリューション』の実物展示を行っていた。

同製品は、UPS、電源、バッテリ、冷却、ラックなどのサブシステムが高度に統合され、AIデータセンタで使用される高密度100MWラックの冷却ニーズに対応。モジュール化により、従来のデータセンタ建設が18〜24か月かかるのに対して、同製品は数週間から数か月で展開可能となっている。

奥が『20フィートコンテナ型オールインワンデータセンターソリューション』

 

同展示会の次回開催は、2025年10月14日(火)〜17日(金)の4日間、幕張メッセにおいて予定されている。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地