■スイッチフィーリングを1台で実現

　日本計測システム（株）は、コンビネーションスイッチやカメラのような複雑な面にあるスイッチフィーリングを1台で実現するコンビネーションフィーリング試験機『CFT』の展示を行っていた。

同製品は、車載用コンビネーションスイッチなど、複雑な形状をもつ機器に対し、各部操作力を測定できるフィーリング試験機。トルクセンサと2個の荷重センサを搭載し、トルク測定とプッシュ測定、さらに強度試験を1台の試験機で行なうことができる。

 

■ナット外径寸法をISO規格に準拠

　ケーエスエス（株）は、ナット外径寸法をISO規格（ISO 3408-2 Series1/DIN 69051-5）に準拠したボールねじ『NSGシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、循環部品の強度アップとボール軌道の最適化により、回転性能と耐久性の信頼性を向上。SDGsを意識した設計を実現するとともに、Mねじナットを標準とし、接着剤不使用による廃棄ロスを低減。バックラッシュタイプと予圧タイプをラインアップしている。

 

■経済的に環境への負荷を削減

　（株）コスモテックは、火気を使わず廃液を処理することで、今まで産廃処理場でかかっていた処理エネルギーとCO₂を削減するとともに、廃液から抽出した再生水を利用することで、資源の使用を最小限にとどめることも可能な水溶性廃液処理装置『FRIENDLY』の展示を行っていた。

同製品は、処理方式に減圧蒸留を採用することで、省エネで安全かつ効率的な処理を実現。廃液量を最大1/10に濃縮して廃液処理コストを大幅に軽減し、低温での処理が可能で共沸現象を抑え、処理水中の異臭／有害物質の発生も極めて少ない。

 

■金属並みの強度をもつ部品を出力

　リコージャパン（株）は、金属並みの強度をもつ部品を出力できるMarkforged社製の産業用3Dプリンタ『INDUSTRIAL X7』の展示を行っていた。

同製品は、長繊維のカーボンファイバを織り込むことで、最大でアルミ並みの曲げ強度を実現。また、樹脂材4種／長繊維ファイバ4種から、用途に合わせて組み合わせすることが可能。さらに、本体内部の高精度レーザにより、造形物の検査および、レベリング調整が可能。

 

同展示会の次回開催は、2025年4月9日（水）〜11日（金）の3日間、ポートメッセなごやにて開催される予定。

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