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テクニカルレポート
2025.11.25
第4回 ネプコンジャパン[秋] ―エレクトロニクス開発・実装展―

■研究開発/試作/少量多品種生産に最適な卓上型ディスペンスシステム

 (株)エンジニアリング・ラボは、微細塗布に最適なツインエアディスペンサを搭載した卓上型ディスペンスシステム『ED20』の展示を行っていた。

同製品は、φ100μmドットを狙える卓上システムで研究開発/試作/少量多品種生産に最適。コンパクトな卓上モデルなので置き場所を問わない。2〜4インチの各種ウエハやプリント基板など各種ワークに対応する他、1000Pa・sの高粘度、UV硬化接着材/エポキシ/シリコーンなどの樹脂材料、Ag/Cu/Au(ナノ)ペーストなどの導電性材料、カーボンブラックインク、酸化チタン溶液など各種液剤にも対応。

卓上型ディスペンスシステム『ED20』

 

■1U・ハーフラックサイズと3Uサイズの回生可能な双方向直流電源

 ヘッドスプリング(株)は、三相電源がないオフィス/大学/研究室でも手軽に使える双方向直流電源『biTRITON TRBA』及びEV開発に特化した高密度・高電圧対応の回生可能な双方向直流電源『biTRITON TRBC』の展示を行っていた。

biTRITON TRBAは、軽量設計により、高効率・回生機能を備えながら1U・ハーフラックサイズで重量5.1kg。『TRBA-080-55-252』をラインアップ。

biTRITON TRBCは、高電圧のインバータ・バッテリ・モータ開発に特化しており、高密度設計により3Uサイズで42kW出力を実現。『TRBC-1500-65-423』『TRBC-2250-65-423』の2モデルが用意され、1500Vから2250Vまでの高電圧でも安全に使うことができる。

左が『biTRITON TRBA』、右が『biTRITON TRBC』

 

■高速X線CTスキャナをパネルで紹介

 日本装置開発(株)は、非破壊で部品の内部構造や欠陥の可視化が可能な高速X線CTスキャナのパネルによる展示を行っていた。

パネルとなっていたのは、大空間4画面マルチスキャンが可能な最先端CTシステムで高出力デュアルX線源を搭載(320kV/300kV)した『CTH320/300μFPD』、トリプル撮影方式で電子部品/アルミ・樹脂成形部品などの検査や解析に適した『CTH150μFPD』、約30倍の高速スキャンと高速再構成の性能と管電圧200kVを採用した高出力モデル『CTH200FPD』の他、2モデル。

同社ブースではパネルやモニタで高速X線スキャナをPR

 

■用途や主な特徴ごとに幅広い熱伝導材料を用意

 日本ハネウェル(株)は、さまざまな産業分野に対して提供している熱管理ソリューションに不可欠な熱伝導材料の訴求を行っていた。

熱伝導材料とひとことで言っても、温度の急激な上昇に対応可能な優れた放熱性能、電子機器の長期的な品質安定性を担保する高い熱安定性など幅広い性能が求められるため、『熱伝導・相変化材料』『熱伝導シート』『超軟質熱伝導シート』『熱伝導・電気絶縁シート』『熱伝導シリコーングリース』『一液型ハイブリッド』『二液型ハイブリッド』など、用途や主な特徴ごとに製品が用意されている。

壁一面を使って熱伝導材料を訴求していた同社ブース

 

同展示会の次回開催は、2026年9月9日(水)〜11日(金)の3日間、幕張メッセにて予定されている。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地