国内唯一の自動認識技術・ソリューションの専門展示会『第27回 自動認識総合展』が、9月10日(水)〜12日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。
同展示会は、「未来をつなぐAUTO-ID」をスローガンとし、自動認識の先進技術を披露。セミナー会場では、GS1 Japanと共同でEPC RFID FORUMを開催するとともに、来場者の関心が高い分野において9セッション15講座が行われた。この他、『測定計測展2025』『2025知財・情報フェア&コンファレンス』『TEST2025 第18回 総合試験機器展』『センサエキスポジャパン 2025』『製造現場DX展』が同時開催された。
出展社数は87社、来場者数は3日間合計で8,132名となった。
■ 会期:2025年9月10日(水)〜12日(金)
■ 会場:東京ビッグサイト
■ 主催:(一社)日本自動認識システム協会
■職場の事故ゼロをサポートする安全運転傾向管理システム
(株)マーストーケンソリューションは、フォークリフト安全運転傾向管理システム『フォークセーフモニター』の展示を行っていた。
同システムは、安全運転度を見える化して職場の事故ゼロをサポート。走行検知センサが急加速/急旋回/急停止などの運転を逃さず取得し、危険運転実績データと運転者認証データをサーバに送信。フォークリフト車載端末と連動させることで、危険運転の検知でアラートを発報させることも可能。また、運転傾向は自動でグラフ化されるので、管理者はダッシュボードで状況を一目で把握できる。

フォークリフト安全運転傾向管理システム『フォークセーフモニター』
■要望に合わせたソリューションをトータルシステムとして提供
(株)理経は、ソリューションを提供する企業で、ブースではどのような課題に対してどのようなシステムを提供しているかを紹介していた。
同社は、例えばAIを業務に取り込みたいけどコストを抑えたい企業などに対して大掛かりなシステムを提案するのではなく、スモールスタートAIの開発支援を行うなど、コストや要望に合わせた提案を行っており、AIだけではなく、IT基盤・CAD・IoT・VR/ARなどを含めたソリューションを、トータルシステムとして提供している。

スモールスタートAIの開発支援などを提供する同社
■人の目で見ることのできる不良の全てに対応可能な外観検査システム
(株)トラスト・テクノロジーは、AIインスペクターと協働ロボットを組み合わせた『AIロボット外観検査システム』の展示及びデモンストレーションを行っていた。
AIインスペクターは、生産工程向け画像検査システムで、画像(目視)で検査可能であれば、外観検査/異物検査/寸法測定/物流の仕分けなどさまざまな課題に対応。同システムに協働ロボットを組み合わせることで、AIが複雑な立体部品の不良を逃さずしっかりと検知。人の目で見ることのできる不良の全てに対応可能となり、工場部品の外観検査を自動化する。オプションの『吸着グリッパー』『2爪グリッパー』『3爪グリッパー』を使えば、ワークの把持も可能となる。

AIインスペクターと協働ロボットを組み合わせた『AIロボット外観検査システム』
■印刷とバーコード検証のデモンストレーションを実施
アルマーク(株)は、速乾・強固着・超高解像度ピエゾプリンタ『BOTMARK』とバーコード検証機『REA V VERIFIER』シリーズから『VeriMax』の展示及びデモンストレーションを行っていた。
BOTMARKは、800ノズルのプリントエンジンを搭載し、ピエゾ方式でありながら最大600×900dpiの高解像度を実現し、ガラス/金属/プラスチック/フィルムなど非浸透面にも印字可能なインクを採用。VeriMaxは、最新のISO/IEC15415をはじめとするさまざまな規格に適合。製造ラインに設置することでコードの品質を全数検証することが可能となる。

『BOTMARK』と『VeriMax』によるデモンストレーションを実施
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地

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